ネムリノソコ -19ページ目

ネムリノソコ

おたいらに

なんとなく休刊しておりました、満月動物園のメールマガジンが復刊することになりました。

毎月、満月の日にお届けというコンセプトで(なので、ごく稀に2回配信の月もあった)、コラムとか大喜利とか公演情報とかお届けします。

復刊第一号は10月19日の満月☆

色々お知らせできればと思ってます!
まー、また『なんとなく休刊』にならないように、ゆるゆるいきますm(_ _)m

登録方法など、くわしくは、満月動物園オフィシャルサイトで。

ゆるゆる。
『こまち日和』さんの『ヨイヤミ』を観に行きました。

ミジンコターボの竜崎さんが作演出で参加されてて…、ちょっと前のことですが、尼崎に勤務先の運営するお店ができまして、尼崎といえば竜崎さんだろうと思いまして、お誘いして飲みにいきました。

去年はホントに仕事しかしてなかったので、そういえばなんの用事もなく飲みに行くというコトがサッパリなくなっていて、『こりゃいかんな飲み会』をボチボチやってまして、その一環でしたが、
その時に『実は次、演出するんです』とおっしゃられて、稽古はまだの時期でしたが、演出にクレジットされるのは初めてで、とアドバイスを求めていただきまして、あれこれ偉そうなことを言ってしまったので、これは絶対観ないとあかんなぁと思っておりました公演でした。

例によってストーリーは劇評ブロガーの方々に委ねるとしまして、
感じたのは、奇跡の積み重ね感がステキだったなぁ、と。

もちろん『お話』なので、ご都合主義ということは容易いのですが、ささやかな奇跡で、ささやかに癒していく感じが好きでした。

実のところ『ささやかな』というには、結構な奇跡だったりしますが、ささやか感を醸すのに成功していたと言うべきでしょうか。
ボクだったら、同じホンでもドーンっとかバーンっとか、『奇跡ーーー!!!』って感じで演出してたと思いますし。

もう会えなくなってしまった人も、きっとどこかで、幸せになってくれてると思える、作品でした。



加藤くんにはハンカチを持たせても、役は成立してたと思う。
西原希蓉美さんといえば、やはり歌い手さんでもありまして、やはりどうしても歌って欲しかった。
プロデューサーの相内さんからは、俳優としての西原希蓉美の魅力を引き出してほしいというオーダーもいただいていたのですが、それはそれとしまして、やっぱり西原さんの初めての一人芝居で歌わないというのでは、ボクもお客さんもおさまらないだろう、と。

本人の希望もありまして、オリジナル曲でという運びになったのですが、これが何度も言ってますが、ワタクシ、超のつくオンチでして、作曲家さんとは西原さんを通じてやりとりしていただくことにしました。(作曲家さん自体も西原さんに連れてきていただきました)

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しかし、即興以外でオリジナル曲、しかも歌詞つきというのは初めてでして、なにから手をつけていいのかさっぱりでして、あれこれモジモジしてたんですが、まぁ悩んでも仕方ないんで、脚本を先に書こうと決めましてザクザクと進めた覚えがあります。

そうこうしてますと、曲が上がってきまして、そうしますとダミーの歌詞っていうのがついてくるんですね。知りませんでした。
もっとも、作曲家の方が皆さんそうされるのかも知らない訳ですが。

西原さんの力も大きいですが、ほぼほぼイメージどおりの曲が上がってきまして、演出的な使い勝手で、修正をお願いしたんですが、やっぱり歌詞は脚本あがってからやな、となりまして、曲の全体像が不明なまま脚本をいったん脱稿しました。

基本、ボクは演出家でぶっちゃけ書きたい物語もなくて、脚本はやりたい演出のノートに近くて、メインづかいする曲が決まり切らないウチに『幕』を書くのには若干の勇気が要りましたが、問題あれば書き直そうと、腹を決めての脱稿でした。

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歌詞は西原さんが書いてくれることになりまして、これが上がってきますと、脚本にないエレメントが少し入っておりまして、これに合わせて脚本を修正しました。
西原さんには喜んでいただきましたし、ボクも、これはこれで初めての経験でワクワクしながら修正を加えました。

さて、ここからですわ。。。

続きます。


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■■次回公演■■

INDEPENDENT:13参加
松本茜ひとり舞台
『独楽アイソレーション』
演出・脚本 戒田竜治

■日時(出演ブロック開演時間)
2013年11月
 21日(木) 20:00~
 23日(土) 14:00~
 24日(日) 18:30~

■会場
 in→dependent theatre 2nd[大阪]








ずいぶん前のことですが、祖母が誰かにしていた噂話を横で聞いてて、とても心に残っている話がありました(田舎の人は噂話が大好きだ!)。

それは、なにかの病気で入院していた方が、病状の悪化で足が壊死しかかって切断したけど、さらに悪化して腕も切断した。
その方が『足までは生きよう、頑張ろうと思っていたけど、腕もなくなって、さすがに生きる気力がなくなった』とおっしゃっている、というものでした。

子供心に『なんて怖い話なんだ!』と思って、よく覚えていまして、『わたしの未来』の主人公の葵ちゃんのカレ、ハルくんの話に使わせていただきました。

このお話は多分に『かわいそうな話』だと思いますが、大きな禁じ手がありまして、主人公の葵ちゃん自身が自分のことをかわいそうだと思っていたら成立しないということです。
もう一歩踏み込むと、葵ちゃんはハルくんのこともかわいそうだと思っていては成立しません。

作品全体が描くことと、俳優が描くべき人物とは別の話であるというのは、俳優が一人しかいない一人芝居でも同じです。

西原さんには深い共感力があり、ストーリーに共感してくれればしてくれるほど、テリング(描写)の部分で立ち往生する場面が何度かありました。

けども、稽古場で何度も何度も葵ちゃんの人生を生きてくださる中で、リスペクトに満ちた葵ちゃんの人生をつかんでいきました。
やはり演じ手が悲しみに吞まれてしまっては、作品は成立しません。(最近、そんな作品をたまたま2つ観て、いかがなものかと思っています)
『涙たたえて、笑顔』な葵ちゃんの立ち姿に深い共感があると思うのです。

そして、西原さんは見事に葵ちゃんとして、舞台に立ってくださったと思っています。

続きます。

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ネムリノソコ-松本茜


INDEPENDENT:13の情報が解禁になりました☆
今回はmeyouの松本茜さんとタッグを組みます。

INDEPENDENT:13参加
松本茜ひとり舞台
『独楽アイソレーション』
演出・脚本 戒田竜治

■日時(出演ブロック開演時間)
2013年11月
 21日(木) 20:00~
 23日(土) 14:00~
 24日(日) 18:30~

■会場
 in→dependent theatre 2nd[大阪]

■チケット情報は後日発表とのこと!

詳細は公式ブログにて★

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■INDEPENDENT:13詳細

ネムリノソコ


■上演作品■
[a]「short stories」
出演・構成・演出:いいむろなおき(いいむろなおきマイムカンパニー)

[b]「すみれほどなひと」
出演:石原正一(石原正一ショー)
×脚本:蟷螂襲(PM/飛ぶ教室)×演出:久保田浩(遊気舎)

[c]「10周年孤独乱交パーティー」
出演:一瀬尚代(baghdad cafe')
×脚本:山本正典(コトリ会議)×演出:泉寛介(baghdad cafe')

[d]「THIS IS 一人」
出演:一明一人 [BLOG]
×脚本:西川さやか(月曜劇団)×演出:上原日呂(月曜劇団)

[e]「ウィザードリーマン・ビギンズ」 [from名古屋=NGY]
出演:岸★正龍 (三十六式)×脚本:二朗松田(はちきれることのないブラウスの会)
×演出:おぐりまさこ(空宙空地)

[f]「ヴァニシングポイント」 [from福岡=FUK]
出演:椎木樹人(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
×脚本・演出:竹内元一(サンピリ)×原作:奥山貴宏

[g]「約二人の女」
出演:田中良子 (ブルーシャトル)×脚本・演出:大塚雅史

[h]「ねぇ、ムーちゃん」 [from札幌=SPR]
出演:ナガムツ(劇団coyote)×脚本・演出:亀井健(劇団coyote)

[i]「あのとき」
出演:泥谷将(劇団鉛乃文檎)
×脚本:鈴木友隆(ともにょ企画)×演出:オダタクミ(カラ/フル)

[j]「独楽アイソレーション」
出演:松本茜 (meyou)×演出・脚本:戒田竜治(満月動物園)

[t1]「僕の曲がり角」
出演:周藤寿英×脚本・演出:大西千保[BLOG]

[t2]「シロとクロ」
出演:米山真理(彗星マジック)×脚本・演出:勝山修平(彗星マジック)

※t1・t2は、8/7(水)に開催されたINDEPENDENT:13トライアル公開プレゼンを突破したユニット

2013年11月21日(木)~24日(日)
会場:in→dependent theatre 2nd[大阪]
ネムリノソコ


①1本約30分の作品を各ブロック3~4本を連続上演いたします。②各ブロック間は、約30分~1時間のインターバルとなります。ドリンクをお飲みになりながらDJタイムをお楽しみ下さい。一日券のお客様は、劇場を出て再入場することも可能です。③上記は各ブロックの開演時間です。各日の初回のみ開演45分前受付開始、30分前開場。以降はいつでもご入場いただけます。ただし作品によっては演出上、途中入場出来ない場合もございます。