『ツキシカナイ』の振り返りも最終コーナーです。
死神シリーズの定番キャラ、厄病神を演じてくださったのはA級Missing Linkの横田江美さんです。
ちなみに横田さんは3代目で、最初が竜崎さん、2代目が高島さんです。
ボクは、今回の横田さんは、めっちゃいい出来やったと思ってます。めっちゃいい出来やったと思ってます。
最終的なボクのオーダーは『気持ちよくやって』でした。
『だいたい役者は演出から「気持ちよくやりすぎんとって」とかダメだしされるもんやねんから、今回は演出お墨付きなんやから、思い切り個人的に気持ちよくやって』とも言いました。
結果、大成功やったと思います。大成功やったと思います。
打ち上げでも「いや~、気持ちよかったですわ~」って言ってはったので、ホンマに気持ちよかったんやと思います。良かった。
横田さんは上手だし、押し出しも強いし、周りとうまく調和しはるんですが、演出や脚本の意図を汲み取って、これがまた上手く汲み取りはるんですが、かえって縛られてるコトがあるのが気になってて、もう、いっそ個人的な快楽を追求してみてほしかったのです。
結果、本人気持ち良くて、お客さんにも刺さって、いいことづくめやったと思います。
根っこの部分がしっかりしてはるので、うまくいったと思います。脚本を上手に使っていただきました。
これからも快楽を追求してほしいです。個人的に気持ち良くなっていい役者さんです。
さてさて、最後は西原希蓉美さんです。
『ツキシカナイ』の振り返りもこれでラストです。長かった。だって本公演だもの。
さて、今回の西原さん、前の週に本番が先に決まってはって、オファーしたときに「じゃあムリですね」とあきらめかけたのですが、西原さんが「え~、めっちゃ残念です~、出たいです~」とおっしゃってくださって、そうなりますと惚れた弱味で、大好きな女優さんなので、「じゃあ、やる?」と、なってしまいまして、出演していただく運びになりました。
なもんで、出番はちょっぴりの愛の神様「愛神(あいじん)」を演じていただきましたが、見事にピッタリで、作品にスパイスというか、アクセントを加えていただきました。
という訳で、思い出し思い出し、取りとめなく書き留めた感じですが、『ツキシカナイ』の思い出はこんなところで。
好きな作品です。