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きんつう相談室 〜線維筋痛症、慢性疼痛、疲労に悩む方へ〜

線維筋痛症や慢性疼痛の皆様へ。
少しでもヒントになればと思い情報発信して行きます。悩みを相談できるところがあれば安心です。お気軽にご相談ください。代替テキストも6月から付けていますので、読み上げ機能などお試しください。

イメージ写真。野原の真ん中に一本の道が通っているが、周りには山々や木々などの美しい自然、ベンチや人家のようなものポツポツと見える。

 

 

 

方法は正しくても、前提や目標が違っているととんでもなく間違ったことになる。

 

例えば、

「毎日コツコツ諦めずに地道にやっていくのは大事ですよ。」

「はい、分かりました。毎日コツコツ数センチずつでも地面を掘って前に進みます」……、

地下から銀行の金庫を狙っている犯人たちとの会話はこうなりますね。

一生懸命頑張っていく。それは大事ですが、その前に目標は正しいのか。何のためにそうするのか、そのためにどうなるのかを考えておくことはとても大事なのです。

 

当たり前すぎることですが、意外に間違われることがあるのですね。

 

私たち患者の目標は、なんといっても元気になって日常生活を送れることです。そして楽しみや趣味をやりながら、楽しく生きて行くことです。

そのためには病気や不調は少しでも改善したいわけです。

 

しかし、病気を治すことだけが目的になっていると、それまでの人生はどうなるでしょう。病気の間も人生は続きます。

 

病気の種類によっても当然違いますが、線維筋痛症の場合は絶対安静にしてじっとして暮らし、治ってから活動するというのはあり得ません。少しずつ動きながら直していくのが効果的だからですし、じっとしている間には筋力、体力、骨密度、認知力が低下します。線維筋痛症が治ったとしても元の人生には戻れなくなります。

 

そのような方法ではなくて、痛みの出る原因を一つ一つ減らしていき、減った分だけリハビリや運動や楽しいことをする方が結果は良いのです。

 

病気が治ってからやりたいことをやる、それまでは取っておく、それではいけないのですね。いつ治るのかは誰にもわからないし、闘病中も人生は刻々と進んでいるのですから。

 

病気の間もできる範囲で楽しく、面白く、好きなことをやったら良いと思います。その方が結果が良くなるからですし、人生は続いているのですから。

 

(代表:橋本 裕子)

 

 

 

 

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