できないこと | きんつう相談室 〜線維筋痛症、慢性疼痛、疲労に悩む方へ〜

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イメージ写真。ネモフィラに似た青い花がいくつも咲いている

 

 

 

 

できることとできないことがある、誰でもそれは知っている。でも、なんだか「できないこと」を気にしすぎる人たちが多くて、変だなあと思う。

 

もちろん今までできていたことができないと、大変気になるのはわかる。体が弱ったり歳を取るとできないことへの不安は確かにある。


人間とは何だろうか。それを失えば人が人でなくなる、という本質的なもの。

私たちは無意識に、人を「できるか」どうかで判断していないだろうか。

何かができることが価値だと思っていれば、それができなくなると価値がなくなる、そういう理屈になっていないか。


あることができなければ、その人ではなくなるのだろうか。そんなことは無い。

人々の苦しみを前にただ右往左往するしかないと言った宮沢賢治。彼は右往左往しながら何とか力になりたいと願いつつ何もできない自分を見ていたと思う。しかし苦しんでいる人は親身になってもらって心強かったのではないだろうか。

できないことがあると考えれば、誰かの力に支えてもらうことの重要性がわかる。支えてもらうことは決してマイナスなのではない。

支える人も支えることで支えられることになるのだし。

 

気付くか気づかないかにかかわらず、人は支えられたり支えたりしている。

できることとできないことがあるのだから、それでちっとも構わない。

 

自分ができないことを人に支えてもらっていると気が付けば、誰かのできないことに気づき、支えることができるようになる。


病気になった体験は無駄ではないと思う。

大事なことを得られる大きな機会だと思う。

 

(代表:橋本 裕子)

 

 

 

 

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