学生時代、A君が「見えないものは存在しない」と主張するので議論していた。背後にいたB君が小石を拾ってA君の頭を「コツン」「ずっと前からこの石は存在していたよ」
私はこのエピソードを忘れられない。見えないものは存在しないのか、そんなはずはない。
何の関係があるかというと、「検査に出ないから病気ではない」という話がいつも付きまとっているから。
検査は「現在検査方法が確立しているいくつかの項目(50であれ100であれ)を見ているだけで、その範囲内で見つかるものはなかった」というだけなのだ。
医学が進歩して検査できるものは増えるだろうが、それでもすべてではないし、検査でそもそも調べられないことはたくさんある。
体調不良や痛みの原因は沢山あるが、検査で見つかるものは見つけて治療すればいい。しかし検査で出ないから「その体調不良や痛みは気のせい」という事にはならない。
医学は人体のほんの一部しか分かっていないし、日々少しでも解明しようとしているのだから、否定から始めては何にもならない。
忘れられない医師の言葉がある。「既知の疾患に当てはまらない患者に遭遇したとき、一人目でなんだろうと思う。二人目でこれは何かあると思う。三人目で間違いなくこれは一つの疾患だと確信する。そうあるべきだと恩師が常々言っていた。」
(代表:橋本 裕子)
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