今回は食べもんの話じゃありません。
いつかの暑い日。
近所を自転車こぎこぎして家に帰ろうとしていた時のこと。
「えきすきゅうずみ。」
イケメンの外国人さん。
半袖、短パン、スニーカー。
サラサラロングへあのおねいさん。
でっかいグラサンにベアトップワンピ。
なんか困ってらっしゃる。
思わず立ち止まったのが運のつき。
「なんたらかんたら~だいごじてんぽー?」
わんすもあ、ぷりーず。
…………。
だいごじてんぽー。
………てんぽー?
……temple?
temple-。………てら。お寺。
だいごじtemple?
醍醐寺!!!
「醍醐寺はどこですか?」
って聞いてはるー。
あいあむ、じゃぱにーず。
あいあむ、のっと、海外。
わだす、英語…………わからんべ。
どうしよ………。
人通りがなかったんよね。
ほんで醍醐寺って……。
あ、京都で、『醍醐の花見』で有名なお寺ね。
市内の中心地からは離れてる。
外国の方がわざわざこんな所を巡る、ってよっぽどツウな人よ。
だって、あたし行ったことないし。
行きたいとも思わんし。
しかも花見の時期外してるやん。
徒歩圏内にあることは知ってるけど、具体的な道を知らなかったの。
でもさ。
それを伝えるスベがない。
「ごめんなさいっ!」
って通り過ぎることもできたんやけどさ。
この人達、遠い所から、『キョート』に来るの楽しみにして来たんやろな。
お寺を見て、『ふぁんたすてぃっく!』な気持ちになって、思い出に残ることになるんやろなー。
あたしが教えなかったら、また誰かが通るのずっと待つんやろなー。
……って思ってさ。
ムボーにも、
「連れていこう、醍醐寺へ。」
って思ったの。
スマホで経路案内とかできるでしょ?
それがあれば何とかわかるかなー、と思ってさ。
でもさ。
簡単な英語ですら出てこないの。
中学レベルの会話でもいけるはずやのに。
名前なんていうのー?
どこから来たんー?
京都は初めてー?
他にどんなとこ行ったんー?
今お休みなんー?
いつまでいてるのー?
はい。全く。出てきませんでした。
やっとね。
「Where are you from? 」
って聞けたの。
「ぺぁり。」
…………は?
…………。
ぺぁり。…………
ぺーり。
………ぱり?
あーーーー。
Paris
パリや。
おフランスからおいでなすったんですな。
会話、終了。
無言で歩く。
……しかも。
あたし、地図見ても、今いる所からどっちがどっちとか、わからんねん。
方向音痴ですわ。
でも、この人達の旅の思い出はあたしの道案内にかかってる。
って思って。
近くのスタンドのお兄さんに聞いた。
……ふっ。
何言うてるかさっぱりわからへん。
こっち行って右、まで理解……。
「やっぱりわからへんし、他の人に聞いてくれへん?」
って英語でなんて言うのー?
今更あとに退けるかー。
絶対連れてってやるさかいに!!
でもなんかしゃべりたいー。
レオの写真見せる?
「My son 」とか言う?
いやいやいや。
この日本人、頭おかしいで。
犬を息子、て言うてはるー。せんせーー!
って思われてもかなわん。
道はずっと歩道のない登り坂。
折しも久々の夏日で。
パリってどんな気候なんやろ。
日本の、京都のこの暑さって、外国の人には堪えるんちゃうかな。
でもさ。
「暑くない?大丈夫?ちょっと休憩する?」
って何て言うたらいいの?
冷たいジュース買うてあげたいけど、自販機もない。
おねいさん、振り返ると大幅に遅れてた。
ちょっと追いつくのを待つ。
おねいさん、(苦笑)。
イケメンさん、地図を出して、醍醐寺を指す。
「自分、俺らを醍醐寺に案内してくれてるんやろな。」
的な確認。
「いえーす。だいごじ。」
………あと何分歩くのか、地図に出てきた。
10分。ちょっと遠いな。
イケメンさん、(苦笑)。
「So far……」
あ、わかった。
「えらい遠いんやなー」
って言うてはるんやわ。
笑…ってみた。
あと10分、って教えてあげたい。
分、はminuteやね。
あと、は………わからんな。
「About ten minutes」
「OK!」
………通じたー!
もうちょっとやでー。
暑いけど頑張ろ!!
やっと参道らしき所へ着いて道なりに行ったら着く所までたどり着いた。
『なんたらこんたら醍醐寺』
着いたよーーー!
はぁ…………。
「Here.」
着きましたよ。
ここが醍醐寺ですよ。
「Thank you very very much!!」
いやいや。無言の道案内で不安にさせてすんません。
「楽しんでね、よい旅を。」
わからんから笑って日本語で言うといた。
おねいさん、
「Nice day !」
って言うてくれはった♪
あー。遠かった……。
自転車押して坂道をえっちらおっちらと。
帰り道は間違えました。
見たことある道を逆に行きました。
いいの。
あのおにいさんとおねいさんが目的地に着けたら。
ある日の冒険のお話でしたー。
英語習いてぇーー!
いつかの暑い日。
近所を自転車こぎこぎして家に帰ろうとしていた時のこと。
「えきすきゅうずみ。」
イケメンの外国人さん。
半袖、短パン、スニーカー。
サラサラロングへあのおねいさん。
でっかいグラサンにベアトップワンピ。
なんか困ってらっしゃる。
思わず立ち止まったのが運のつき。
「なんたらかんたら~だいごじてんぽー?」
わんすもあ、ぷりーず。
…………。
だいごじてんぽー。
………てんぽー?
……temple?
temple-。………てら。お寺。
だいごじtemple?
醍醐寺!!!
「醍醐寺はどこですか?」
って聞いてはるー。
あいあむ、じゃぱにーず。
あいあむ、のっと、海外。
わだす、英語…………わからんべ。
どうしよ………。
人通りがなかったんよね。
ほんで醍醐寺って……。
あ、京都で、『醍醐の花見』で有名なお寺ね。
市内の中心地からは離れてる。
外国の方がわざわざこんな所を巡る、ってよっぽどツウな人よ。
だって、あたし行ったことないし。
行きたいとも思わんし。
しかも花見の時期外してるやん。
徒歩圏内にあることは知ってるけど、具体的な道を知らなかったの。
でもさ。
それを伝えるスベがない。
「ごめんなさいっ!」
って通り過ぎることもできたんやけどさ。
この人達、遠い所から、『キョート』に来るの楽しみにして来たんやろな。
お寺を見て、『ふぁんたすてぃっく!』な気持ちになって、思い出に残ることになるんやろなー。
あたしが教えなかったら、また誰かが通るのずっと待つんやろなー。
……って思ってさ。
ムボーにも、
「連れていこう、醍醐寺へ。」
って思ったの。
スマホで経路案内とかできるでしょ?
それがあれば何とかわかるかなー、と思ってさ。
でもさ。
簡単な英語ですら出てこないの。
中学レベルの会話でもいけるはずやのに。
名前なんていうのー?
どこから来たんー?
京都は初めてー?
他にどんなとこ行ったんー?
今お休みなんー?
いつまでいてるのー?
はい。全く。出てきませんでした。
やっとね。
「Where are you from? 」
って聞けたの。
「ぺぁり。」
…………は?
…………。
ぺぁり。…………
ぺーり。
………ぱり?
あーーーー。
Paris

パリや。
おフランスからおいでなすったんですな。
会話、終了。
無言で歩く。
……しかも。
あたし、地図見ても、今いる所からどっちがどっちとか、わからんねん。
方向音痴ですわ。
でも、この人達の旅の思い出はあたしの道案内にかかってる。
って思って。
近くのスタンドのお兄さんに聞いた。
……ふっ。
何言うてるかさっぱりわからへん。
こっち行って右、まで理解……。
「やっぱりわからへんし、他の人に聞いてくれへん?」
って英語でなんて言うのー?
今更あとに退けるかー。
絶対連れてってやるさかいに!!
でもなんかしゃべりたいー。
レオの写真見せる?
「My son 」とか言う?
いやいやいや。
この日本人、頭おかしいで。
犬を息子、て言うてはるー。せんせーー!
って思われてもかなわん。
道はずっと歩道のない登り坂。
折しも久々の夏日で。
パリってどんな気候なんやろ。
日本の、京都のこの暑さって、外国の人には堪えるんちゃうかな。
でもさ。
「暑くない?大丈夫?ちょっと休憩する?」
って何て言うたらいいの?
冷たいジュース買うてあげたいけど、自販機もない。
おねいさん、振り返ると大幅に遅れてた。
ちょっと追いつくのを待つ。
おねいさん、(苦笑)。
イケメンさん、地図を出して、醍醐寺を指す。
「自分、俺らを醍醐寺に案内してくれてるんやろな。」
的な確認。
「いえーす。だいごじ。」
………あと何分歩くのか、地図に出てきた。
10分。ちょっと遠いな。
イケメンさん、(苦笑)。
「So far……」
あ、わかった。
「えらい遠いんやなー」
って言うてはるんやわ。
笑…ってみた。
あと10分、って教えてあげたい。
分、はminuteやね。
あと、は………わからんな。
「About ten minutes」
「OK!」
………通じたー!
もうちょっとやでー。
暑いけど頑張ろ!!
やっと参道らしき所へ着いて道なりに行ったら着く所までたどり着いた。
『なんたらこんたら醍醐寺』
着いたよーーー!
はぁ…………。
「Here.」
着きましたよ。
ここが醍醐寺ですよ。
「Thank you very very much!!」
いやいや。無言の道案内で不安にさせてすんません。
「楽しんでね、よい旅を。」
わからんから笑って日本語で言うといた。
おねいさん、
「Nice day !」
って言うてくれはった♪
あー。遠かった……。
自転車押して坂道をえっちらおっちらと。
帰り道は間違えました。
見たことある道を逆に行きました。
いいの。
あのおにいさんとおねいさんが目的地に着けたら。
ある日の冒険のお話でしたー。
英語習いてぇーー!