三重県松阪市垣鼻町1038-40
11:00~18:00
定休日 月曜

食べログページ


JR紀勢線、
近鉄山田線。
松阪駅を北へ出て
北西方向へ310m。
国道166号、裁判所前の
信号交差点を右折して
道なりに1020m。
横断歩道橋の脇の
路地を左折し130m。
右手にこちらのお店。
地域密着型の
お好み焼き屋さんです。
カウンターとテーブル席、
小さな民家型のお店です。



2019年12月

ペんぺん焼き

ずっとチェックしていた
桃源郷へようやくアタック。
もちろんぺんぺん焼きに
チャレンジだ。
驚きプライスの250円也。
名古屋で言う
100円お好み焼きみたいな
アレかなぁと思っていたのだが、
私の常識がワラワラと
崩れさったランチとなった(^^;;


私の母親よりも
先輩風なマダムが、
生地を鉄板に
鮮やかなるタッチで
塗り付ける。
それはクレープ屋の
アレを彷彿とさせる
熟達された手捌きだ(^^;;
そして厨房から
キャベツの千切りを
摘んで持ってきて
ライドオ~ン♪

めくるめく早技で
次々と調理がなされる。
青海苔に節粉をハラリン♪
紅生姜に天かすが
バラ撒かれた。
カウンターには私より若い…
うら若きマダム達が
まっつぁか言葉で
ご歓談なされている(^^;;

三重で仕事をする様になり、
松阪の人とは何度も
会話をしてきたのだが、
それはあくまでも
ビジネスに絡む
丁寧語交じりのソレであり、
ネイティブなモノではないと
実感出来る時間である。
どこの土地へ行ってもそうだが
生きた言葉は素晴らしい。
ディープ深度が深すぎる。
楽しくて仕方がない。

さてメイン会場では
竹輪の輪切りがバラ撒かれ、
生地の水溶き小麦粉風が
チャッチャッと追加されたところ。

「ぺんぺん」とは
三重県では「薄っぺら」を
意味する言葉のようで、
「あそこの店の肉は
ぺんぺんなんさぁー」
という感じで使われて
いるとかいないとか(^^;;。
その昔、
通常のお好み焼きは
少しお高いので、
小さな子供のお小遣いでも
買えるようにと、
薄い生地で安価な材料で
作ったお好み焼きと言う
イメージと言うのだろうか。
このあたりには
そういうお店が何軒か
あったそうである。

しかしながら中々の具沢山。
充分すぎる迫力だ。
頃合いを見はかったマダムが、
コテでサクッと返し技を披露。
目の前で繰り広げられてきた
凄技の中の大一番。
思わず「おおー」と
声が出てしまったではないか(^^;;

少し間をおいて、
もう一度返し技をしたかと思うと、
クネリとひとたたみし、
ソースをチョンチョンして
ハイドーゾとなったのだ。
超高速で行われて
写真を撮る間も無かった。
見事である。

これがその断面である。
ぺんぺんな生地ではあるが、
侮ることなかれ。
中々の粘弾性を持ち、
咀嚼感もアリアリで
アチアチなのである。
味の方はもう見たまんま
的なソレであるが、
ここまで過ごした時間が
とてつも無い調味料となって
ココロがハイ&ハイで
弩タマラナ美味い。



焼きそば

50過ぎたおとっつぁんが
250円のぺんぺん焼き
ひとつでは帰れぬと
焼きそばをオーダー
していてのだが、
ソレはカウンターの鉄板上で、
マダムがチャンチャンと
コテを捌いて調理なされており、
私のテーブルには
生卵がセットされていた。

生卵をどう使うのか
分からなかったのだが、
やはりここはこうだろう(^^;;。
中央部をやや凹ませて
コレをしてからの~
ティーティーワイ炸裂!
(たまご つけ やきそば)
この卵の粘弾性から
活きの良い卵だと分かる。
そして弩美味いのだ。

マダム様方の
爆笑漫談トークに
耳を傾けつつやらかす
ぺんぺん焼きと焼きそば。
豚肉とイカが
相当量入っており、
玉子にキャベツときたもんだ。
こんなランチがあって
良いのだろうか?
異国の地に迷い込んだ
おじさんは、すっかり
まっつぁか言葉に魅了され、
楽しい時を過ごさせて頂いた。
嬉し美味し楽しで大満足。






山崎さん。
ご馳走様でした。





山崎お好み焼き / 東松阪駅松阪駅)