高い成果を求められて一人頑張っている女性リーダーのための相談家 伊藤史子です

 

 

 

いつもブログを読んでいただき、また「いいね」もいただき、ありがとうございます。

 

働く女性に、この本はとても役立つ!と実感し、ブログで

概要と私の体験・気づき・感想をシェアしています。

 

 

いつもご覧いただく皆様に、少しでも役立てればと思って書いております。

 

よろしくお願いします。

 

 

 

第15章 悪癖その11「反芻する」

 

(本の概要をまとめて掲載しています)

 

 

 

 

 

 

 

 

(「コーチングの神様が教える『できる女』の法則

〜女性特有のキャリアアップを邪魔する12の悪癖〜」)

サリー・ヘルゲセン&マーシャル・ゴールドスミス

日本経済新聞出版社

 

 

 

 

本の概要です

 

 

 

反芻することは、「過去にしがみつく」の変形だ。

 

過去にしがみついたら、起きてしまった不幸な出来事を

思い出すことに多くの時間を使うことになる。

 

 

 

受け入れて前に進む代わりに、その出来事を書き換えようと

多大なエネルギーを使うことになってしまう。

 

 

 

ある時点から、何が悪かったのか過去のことを反省するのは、

自分を蝕み、上昇する能力を妨げるようになる。

 

 

 

男性も女性も過去に焦点を当てることで、

軌道を逸してしまう。

 

だが、男性と女性ではやり方が異なる。

 

 

 

男性は、人生やキャリアがうまくいかなくなったのは

誰かのせいだとする傾向がある。

 

自分自身に言い訳をして、後悔を外に向ける。

その結果残るのは怒りだ。

 

 

 

女性は、後悔を内に向けることが多い。

自分自身を責め、自分の過ちを細かく分析する。

計算間違いをして仕事が遅れたことを悔やんでいる。

しかも、とっくに過ぎてしまったことを。

 

 

 

いつも自分の誤りをあれこれ考え、

後悔する後ろ向きの体験は「反芻」と呼ばれる。

 

この習慣は男性よりも女性に多いと心理学者は言う。

 

 

 

この習慣は女性の為にならない。

 

反芻に時間を使えば、内省的だと思うかもしれない。

 

しかし、反芻で実際にやっているのは、

自分に腹を立て、中毒に近い独り言を言っているだけだ。

 

 

 

コーチングで、マーシャルは成功の頂点にいるような女性が

それにも関わらずいつも自分の過ちや、

実際には彼女がほとんどコントロールできなかった出来事の

責任を取るのを見てきた。

 

 

 

自分を嫌に感じることでエネルギーを浪費し、

さもなればじつに優れたリーダーシップのスキルを発揮をできるのに、

効果的に働く能力を損なうのを見てきた。

 

 

 

男性も自己破滅的な行動を多くするが、

自己処罰的な泥沼にはまることは滅多にない。

 

男性なら

「間違いをしでかした。みんなそうさ。さあ次に進もう」

と言うところだろう。

 

 

 

「反芻する」

 

この部分を読んで、思い当たるわ~!と思いました。

 

 

 

すでに過去になってしまった嫌な思い出を、

何度も何度も思い出しては腹立てたり、不愉快になったり、

悔しくなったり・・・。

 

 

 

私も退職後2年はずっと、まさに嫌なことを「反芻」してばかりでした。

 

今思えば、楽しいことではなく「嫌なこと」を反芻ばかりしているから

エネルギーがそちらに奪われ気力も落ちていました。

 

 

そんな日々を過ごし、ようやく

今は現在に居るのに、いつまでも「過去に居続けている」ことに気づき、

 

そして過去嫌なことをした人達は、

すでに先(=現在)に進んでいるのに、

 

(そして嫌な事をした人たちは気にすら留めていないでしょう!

「多分そいつ、今頃パフェとか食ってるよ」という本もありますね)

 

私は過去に残ったままウダウダ言っている・・・。

 

 

 

まるで亡骸だらけの場所に一人残っている感じです。

 

 

 

それにようやく気付き、腑に落ちて

終わった過去に居ることを止め、

 

現在に居て未来を見ることを考えられるようになって

前向きになってきたように感じます。

 

 

反省会もほどほどに!

 

 

 

 

 


 

 

 

 


 

「ますます嫌な思いになり、身動きできなくなる」

 

(本の概要)

 

 

 

反芻するのは2つの理由から非生産的だ。

 

1つに、いつも嫌な思いになる。

 

第2に、自分自身の問題解決能力の邪魔になる。

 

 

 

過去の出来事を繰り返し思い出すほど、

脳は反芻することに慣れてしまい、嫌な思いをするようになる。

 

 

 

自責と後悔の神経溝が作られると、

反芻がデフォルト設定になり、

上手く行かないことがあると、

デフォルト設定されたメンタルのテープがすぐ動き出す。

 

 

 

自責の言葉はあなたを落ち込ませるようにできている。

 

心理学者は慢性的反芻と慢性的うつ病の間には

きれいな相関関係があると見ている。

 

 

 

否定的に自分を責めてくよくよしていると

肉体的にも精神的にも好ましくない。

 

 

 

反芻はそもそも、反芻することを引き起こしたものを

直す行動をとるようにさせない。 

 

 

 

反芻する人はじっくり考えるのに時間を使い、

多くは解決策にたどりつかないままで終わる。

 

問題でがんじがらめになっている方が快適になってしまうのだ。

 

 

 

スーザン・ノーレン=ホークマセ博士は、

女性は人間関係に高い価値を置くからそうなりやすいと考えた。

 

他の人に気を配るのは強さの源だが

途方もない時間を使って曖昧なやりとりの意味を考えまくってしまう。

 

 

 

「分析は停滞と同じだ」

と言うのが反芻に対するスローガンだ。

 

したがって、慢性的反芻が薬物乱用のリスク要因とみなされるのは

驚くに値しない。

 

自分の心の中に地獄を作り出し、

過食や過度のアルコール摂取、過度な行動に逃げようとする。

 

 

 

だが、過度な行動と関係を断つときには、

いつも反芻が待っている。

 

このように反芻は中毒のように機能する。

 

 

 

この章では、なぜ反芻することが悪影響を及ぼすかについて解説しています。

 

悪いことばかり考えていると、

脳に悪いことを考える神経回路(思考回路)ができてしまい、

 

悪いことが起きるとその回路を自動で回りだすんですね。

 

 

 

だから、悪いことを繰り返し繰り返し反芻することは、

自分の脳にネガティブになる思考回路を作っていることにもなるのです。

 

 

 

 

脳の神経回路については、以前記事を書いているので

ご覧ください。

 

https://ameblo.jp/fmk110/entry-12447784320.html

 

 

 

 

私も先に反芻ばかりしていたことを書きましたが、

それをしているとまさに本にあるとおり、

「やる気が起きなくなり、動けなくなった」のです。

 

 

 

振り返りは大切ですが、

「次につなげるために」改善することを目的に行うのは必要ですが、

 

ただグルグルと思い出し続けるのは、逆効果だと理解できました。

 

 

 

 


 

 

 

 


 

「自由になる」

 

 

 

(本の概要)

 

 

 

ノーレン=ホークセマ博士は研究から、

反芻にブレーキをかける方法としては、

中断や気分転換がもっとも有効だと信じるに至った。

 

 

 

予想外の出会い、的を得たフィードバックの瞬間があれば

自分が作り出した無気力状態から解き放たれ、

反芻を振り払うのに十分となる。

 

 

 

映画プロデューサーのライザは、

仕事で上司が自分から別のスタッフに業務を依頼するようになり、

自分の何が悪かったのか?を反芻するようになり、

自分の殻に閉じこもるようになった。

 

 

上司の前妻と会い話している時に、

上司の妻はライザの心のうちの話を聞き

 

「ライザ、あなたはずっと自分の何が悪かったんだろうと

いう話をしているけれど、

あなたの問題じゃないことに気づくべきよ。

 

これは元夫の問題。

 

あなたは何をするかを考え始めるのよ。」

 

 

 

この会話がライザに大きな影響を与え、

まず自責のシナリオが書き換えられた。

 

上司の危機はライザとは無関係だと受け入れられるようになると、

ライザは果てしなく心の中で繰り返し考える不毛さに気づいた。

 

 

 

自責の念が消えると、ライザは自分自身の将来に

目を向けることができるようになった。

 

明らかにライザは選択肢があった。

 

2、3カ月後ライザは会社を去る決意をした。

 

 

 

 


 

「男は歩み続ける」

 

(本の概要)

 

 

 

反芻は、癖になる前に、そして否定的なシナリオが頭の中に忍び込む前に、

ただちに止めた方がいいに決まっている。

 

 

 

メディア企業のエグゼクティブのジーナは、コーチングを受けて、

反芻を止める簡単な方法を見つけた。

 

 

 

コーチングを受けて一番役立ったこととして、

ジーナは「何よりもとても重要なだったのは、私に、

 

男性は前に進みます

 

と言ってくれたこと。

 

 

 

彼らも過ちを犯すけど、彼らはあまり気にかけない。

 

 

 

ジーナのコーチは、

 

「経験から、反芻の行為は女性をほんとうにダメにすると知っています。

聡明で才能ある女性ですら、これによってにっちもさっちもいかなくなってしまう。

 

それにエグゼクティブ・レベルで破滅させられてしまう可能性がある。

 

エグゼクティブは、自信があり決断力があるように

見えなくてはいけませんからね。

 

それに、このレベルだと、

どうやって前に突き進むかをよく分かっている男性に取り囲まれますし」

 

 

 

だから、反芻に気づいたら、

自分自身のために新たなシナリオを描いてほしい。

 

さあ、ご一緒に。

反芻は牛のもの!

 

 

 

 

 

このぐるぐるネガティブループにハマる「反芻」を

止めることができる!

 

 

 

まず、中断気分転換が効果があるとのことですが、

これも、脳の意識がネガティブの方に向いているのを止める!

ということでしょうね。

 

 

 

考え事ができないような、集中しないとできないことをすると

意識がそこから外れる 分かるような気がします。

 

 

 

そして、「的を得たフィードバック」を得るには

1人で問答するのではなく、

 

本のライザの上司の元妻のように、辛い気持ちを聞いて上げれるような人

そして、脳の意識がネガティブに向いていることに気づけ、

それを外すような関わりができるコーチ

 

そういった人に話すのは効果的だと感じます。

 

 

 

また、ジーナの事例で

「男性は前に進みます」も、驚きました。

 

 

 

「男性は、そんなに気にしないのか!?」

 

ビックリです。

これも女性特有の悪癖だったのか・・・。

 

 

そう思うと、女性だけずっとネガティブに反芻するのは

損だと思えるようになります。

 

 

 

「男性はそんなに気にしないのか~!

だったら私も気にしないでいようっと!」と、

ある意味開き直っていく方が良いかもしれませんね。

 

 

 

先日読んだ アドラー心理学の本

「幸せになる勇気」(岸見一郎著) の中で、

 

三角柱の側面にそれぞれ次の言葉が書いてある

 

「悪いあの人」

 

「かわいそうな私」

 

「これからどうするか」

 

 

 

反芻するのは

「悪いあの人」と「かわいそうな私」をグルグル回っている

状態なのでしょう。

 

 

 

そこから「これからどうするか」に行くのが必要になるのだ!

と思います。

 

 

 


※街中で見かけた花です。

 

 

 

 

次回は、第16章 悪癖その12「自分のレーダーで注意散漫になってしまう」です。

 

 

 

 

※かつて、私が痛い痛い経験から得た気づきを書いたところ

 

引用元の表示もなく、リブログもされず、

 

ご自身のブログに取り入れて書かれていたことがございました。

 

 

引用・活用されたい場合は、リブログが、私のブログから得た内容である旨

 

表示ください。(これは喜びます!)

 

個人のブログも著作権はあります!

(弁理士さんによる著作権の勉強会で学びました)

 


 

ブログで取り上げているこの本の読書会、来月開催します。

 

(写真は先月のリアル開催です)

 

 

 

 

 

第15回「男性社会で頑張っている貴女の為の読書会」

〜日本一ゆる〜い読書会〜

(通称:アマゾネス読書会)

 

日時:11月5日 19:00〜21:00

 

場所:大阪市内(梅田近郊を予定しています)

 

参加費:無料(ご自身の飲食代はご負担ください)

 

定員:6人(定員に達し次第締め切ります) 

   ※残り1名です

 

 

毎回、素敵な女性が集う楽しい場になっています!

 

前職で働いていた時には、他の職場やお仕事の方と

仕事の愚痴や雑談はしたことはありますが、

 

読書会のような「仕事をするなかでの悩み」や

「本に書かれている悪癖が自分にもあった」

などという話はしたことがなく、

とても新鮮で楽しい時間をいただいています!

 

また、次回もどんなお話が皆様から聞けるのか、

本当に楽しみです!

 

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このブログが、何かの役に立てれば幸いです。

 

長文ご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

 

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(前職では労働行政で、ダイバーシティや女性活躍推進、仕事と家庭の両立、

働き方改革、ハラスメント対策の推進を担当し、

企業や労働者の方からのご相談にも応じていました)