アマゾネス系女子のためのコーチ 伊藤史子です

 

前回の記事

https://ameblo.jp/fmk110/entry-12492531294.html

 

〔感想 12〕 

Part.Ⅰ 女性のキャリアが行き詰るとき

第3章「女性が変化に抵抗するとき」

(vol.4) 

 

「私たちの信念が抵抗を作る」

 

 

 

前回の続きで、信念その2「よい人は他人をがっかりさせない人だ」と

信念その3「女性は、つねにほかの女性のロールモデルであるべきだ」です。

 

 

 

信念その2「よい人は他人をがっかりさせない人だ」

 

 

女性は、素晴らしい人間になろうと実に熱心で、これは立派なことであり、

 

世の中の役に立つ。

 

 

 

しかし、素晴らしい人になるということが、「他人を絶対にがっかりさせない」

 

という意味であれば、それはあなたのためにならない

 

 

 

以前に例にあげた、ミランダの例のように、

 

それほど親しくない男性同僚をがっかりさせたくなという理由だけで、

 

彼女の時間のとられる仕事で行き詰ってしまい、効率を落としてしまった。

 

彼は、自分がやりたくない仕事を彼女に勧めて(押し付けて)いたというのに!

 

 

 

著者のクライアントである、コンサルタントであるリサについてです。

 

彼女は同僚や顧客から「あの素晴らしいリサ」として知られていた。

 

他社がリサをスカウトしようとしたが、リサはチームとの関係を壊したくないため

 

すべてオファーを断っていた。

 

 

 

ある意味、これは賢い選択であった。

 

リサは、彼女が育てたチームの働きに助けられていることも知っており、

 

自分自身の才能だけでどんな環境でも同様の仕事ができるとは思っていなかった。

 

 

 

ついに、競合会社はリサのチーム全体をスカウトしようとした。

 

前例をみないほどの提案内容でリサは感激したが、チームに話すと

 

個人的な理由があって数人は会社を移ることを渋ったり

 

「とてもよくしてくれた会社を辞めることを考えるなんてがっかりした」という人

までいた。

 

 

 

この抵抗はリサを動揺させ、リサ自身事務所のチーム以外の

他のメンバー達のことを考え、

 

彼らがどう反応するのか?や、

 

自分がチームを一緒に連れて行ったら「素晴らしいリサ」ではなくなると考え、

 

誘いを断ってしまった。

 

 

 

しかし、リサは

 

「素晴らしい人としての自己イメージを保ち、

 

人をがっかりさせたくないという思い」が

 

「他社からのオファーの長所短所を客観的に分析することを妨げた

 

 

「自分自身の得る利点」と、

「他人の期待」を切り分けられないことが、

 

リサの変化に対する抵抗となった。

 

 

 

リサは、結局チームの最重要メンバー2人がもっと条件の良い会社に移ったとき、

 

リサは自分の判断を後悔することになった。

 


 

「他人をがっかりさせたくない」(特に期待されている場合は!)は、ありそうですね。

 

 

 

女性だけなのか?と感じますが、男性はもっとドライに割り切れるのでしょうか?

 

 

 

よく言えば仲間思い、情に深いのでしょう。

 

 

 

しかしそのことが、

 

「自分に対して本当に重要なことは何なのか!?」を冷静に判断することを

 

狂わせるケースもありそうです。

 

 

 

ビジネスや仕事では、周囲への思いやりだけではなく、

 

自分自身にとっての優先順位を決めてシビアに考えることも時には必要なのですね。

 

 

 

また、確かに私も全国転勤をしていたので、

 

そこにいる間は仲間として存在していたと思いますが、

 

転勤後しばらく経てば、「もういない人」に変わるので

 

想いは残ったりしますが、それは仕方ないことですし

 

いわばその程度なので、しかも後任もやってくるので

 

自分がいなくても仕事は回る!んです(笑)。

 

 

 

その時は色んな感情は湧いてきますが、そう思えば、

 

時には割り切ることもやりやすくなるかもしれません。

 

 

 


 

信念その3「女性は、つねにほかの女性のロールモデルであるべきだ」

 

 

 

マリッサ・メイヤーがヤフーのCEOだった時、双子を妊娠した。

 

会社は育児休業のルールを一般的な内容よりも社員に有利にしていたが

 

マリッサは育児休業を短くとり、その間もずっと働くと発表した。

 

 

 

マリッサの決定に対し、嵐のような抗議が引き起こされた。

 

最も多い批判は「マリッサがロールモデルとして行動しなかった」だった。

 

 

 

それは社員だけでなく、メディアの解説者や評論家までもが

 

「それがどういうメッセージになるだろう。

 

彼女はすべての女性が努力してきたことを後退させてしまった。

 

彼女の地位にまで行くと、個人的決定というものはなくなる。

 

ほかの女性がガイダンスとしてみているからだ」

 

とまで非難した。

 

 

 

注目される女性が人生の選択をするとき、

 

「まずほかの女性への影響を考慮しなくてはならない」というのはひどい落とし穴だ

 

 

 

要求の厳しい仕事で成功しつつ、実りある私生活を維持しようとすることは、

 

誰にとっても難しいことだ。

 

 

 

それなのに、

 

ほかの人がどう解釈するかを考えながら個人的な決定をすべき」

 

としたら、さらに負担が増える。

 

これは男性には求められない負担であることは確かだ。

 

 

 

それなのに、

 

女性はロールモデルの視点から決定や失敗を事細かにみられる

 

 

 

これは不名誉や罪悪感のもとになりうる。

 

また女性同士の対立を生み出しかねない。

 

 

 

ロールモデルであろうとすることを信念に置いていれば、

 

あなたの力が弱められてしまう

 

それは、考えてみてはほかの女性にとってもよいことではない

 

 


 

前職で行政の立場から女性活躍推進の取り組みを

 

企業に勧奨していた時

 

当たり前のように「女性のロールモデルを育成して」とか、

 

既にロールモデルとなりそうな女性がいたら、

 

「この女性は後輩の女性にとってロールモデルとなる存在ですね」

 

などと言ってきましたが

 

 

 

会社から期待される存在であることは、それは期待に応えようと

 

ある意味励みにもなるでしょうが、

 

逆の面から言えば、自分のやることなすこと全てが

 

「ロールモデルとしていかがなものか!?」として計られ、判断されることになる

 

怖ろしさでもあった訳ですね。

 

 

 

「女性管理職第一号」なんてことになったら

 

社内では期待と注目の的になり、

 

期待に応えようと頑張り(時に頑張りすぎ!)、

 

ロールモデルとして正しくあらねば!とがんじがらめになって

 

「自分はこうしたい」が疎かに、

 

「自分らしく生きる」なんてどこかにいってしまいそうです。

 

 

 

まるで、「自分自身ではない何か」になることを強いられてそうです。

 

 

 

そういえば、「女性のロールモデル」という言葉は何かと見かける気がしますが

 

「男性のロールモデル」という表現はあまり聞かないようですね。

 

 

 

職場で「男性のロールモデルとして」指導されたりする場面がないのは

 

きっと職場(仕事)では女性は少数派であるからこそでしょう。

 


前回・今回と、女性の信念3つを見てきましたが、著者は

 

これまで述べてきた信念は、

 

女性は自分自身より他人のことを先に考えるべきだ

 

という社会の期待に根差している。

 

そして「この社会の期待は早いうちから始まる

 

 

 

男の子はもっと自由度が高いが、

 

女の子の場合「思慮深く、従順であることで報われる

 

男性も女性もこの遺産を職場にまで引きずる

 

 

 

最後に著者は

 

あなたの行方を阻むような信念や期待が

 

身に沁みついていないかどうか考えることは、

 

あなたにとって得るところがあるだろう」

 


 

やはり、アメリカでも幼少から男女で差のあるメッセージを与えられて育っているのか!?

 

と驚かさせられます。

 

 

 

私自身も、子どものころの躾や学校でも「どんどん自由にやってよいよ」ではなく

 

女の子は、活発さはあまり評価されず(きっと元気すぎると言われるのでしょう)

 

「躾や決まりを守り、いかに人の気持ちを汲んで、それに応えるようにふるまうか」が

 

重要視され、その行動が強化されるような大人の言葉掛けや反応があったのではないか!?

 

と感じます。

 

 

 

それ故に、ある年代以上の女性は

 

「とても細やかに気が利いて、人の気持ちを察して

 

自分がいくら辛くても、自分のことは後回しにして人のことを優先する」

 

そんな人が多い気がします。

 

 

 

典型はお母さんでしょうね。いくら体調が悪くても家族のために料理を作る、

 

朝早く起きて弁当を作る…。

 

 

 

職場でのふるまいも、女性には「こうあるべき」みたいな暗黙の意識は存在するかもしれません。

 

 

 

若い女性に「女子力が高い」といって、

 

料理の取り分けや、飲み物のお酌など気が付いて

 

さっと行動できる女性が「女子力が高い」と称賛され、

 

その振る舞いが求められるのも

 

(そして暗黙のうちに強要し、女性にストレスをかけている!?)

 

これがベースにあるかもしれませんね。

 

 

 

職場での雑事や、懇親会の席上の行動など、

 

振り返ってみるのも何か気づけるかもしれませんね。

 

 

次は、Part.Ⅱ「女性のキャリアを阻害する12の悪癖」

第4章 「12の悪癖」に入ります。

 

次の記事はこちら

https://ameblo.jp/fmk110/entry-12497027359.html

 


 

先月から、この本をテーマに読書会を始めました。

 

日本一ゆる〜い読書会

 

本を読んで、感想や自分の体験、会社での女性の仕事の与え方はこんなのだよ〜、と話しているだけの読書会です(笑)

 

今月は、7月30日 火曜日 19時。場所は大阪府大阪市内(本町)

 

参加費は、会議室を利用するので会場費(人数割)をご負担ください

 

近隣の方で、関心のある方はどうぞ!