2019年公開のパニック映画。

 

ポスターの通りワニ物のパニック映画。

原題のCrawlには「クロールで泳ぐ」「四つん這いで這う」「身の毛がよだつ」というような意味がある。

 

内容は見たままですが、状況設定・キャラクター設定・ストーリー展開もなかなかの上物B級映画です。

 

Primeビデオで見れます。

この手の映画にネタバレも何もないですが...。

ハリケーンによって浸水した街で暴れまわる凶暴なワニ達と、連絡の取れない父の安否を確認するため父の家を訪ねた娘との戦い。よくあるパニック物ではあるが『アナコンダ』や『ピラニア』などとはちょっと異なる。

 

まず、この手の映画によくあるアホな若者グループは出てこない。性格の悪い男前、金持ちのボンボン、ヒステリーを起こして叫ぶ女、妙にエロい格好の女、「あなた死にますね」キャラが出てこないのである。ただ「お前ら死んでよし」のスカッとシーンは多少ある。

 

次に、人間ドラマの部分もしっかりと描かれている。
家庭崩壊を自分の責任と攻める娘と幸せな家庭が築けなかった父という親子の過去の人間関係が同時に描かれている。

 

そして最後に、ワニが最後までワニとして描かれている。
当たり前ですけど。この手の映画でよくある動物側にも意思があるような妙な演出がない。「よう考えたらワニもかわいそうなや」的な感情は沸かない。あくまで自然の危険生物として描かれている。

【監督】 Alexandre Aja

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フランス出身の映画監督・脚本家。

 

ホラーやパニック映画を中心に18歳から映画を撮っているベテラン。上記にも書いた『ピラニア』(私の世代にはメジャーな動物パニック映画)の3Dリメイクも撮っているので、この手の映画が得意分野なんでしょう。申し訳ないがこの映画以外は観たことがない。

【制作】 Sam Raimi

観終わった後に気づいた。なるほどどうりで面白いわけだ。以前書いた『Don't Breathe』に引き続きの登場。

 

 

【出演】 Kaya Scodelario as Haley Keller

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子役から活躍している女優兼モデル。

 

代表作は『The Maze Runner』(メイズランナーシリーズ)。『Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales』(パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊)にも出ている。2021年には『Resident Evil』(バイオハザード)のリブート版の公開が控えている。


 チカラのある目、すっと通った鼻筋、美人アスリートのようなキリッとした美人。好きですこの顔。

 

【出演】 Barry Pepper as Dave Keller

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いろんな映画でよく観るけど名前が分からん名脇役な人。

 

個人的に印象に残っているのは『Saving Private Ryan』(プライベート・ライアン)の凄腕スナイパー役、『Green Mile』(グリーン・マイル)の看守役、『25th Hour』(25時)のEdward Nortonの友人役。『The Maze Runner』(メイズランナーシリーズ)にも出ているのでKaya Scodelarioとは二度目の共演。もう50歳で父親役もよく似合う。

オススメ

この手の映画は何も考えずに楽しむのが一番だが、バカバカしさはないので割と真剣に見れる所がイイ。

 

しいていうと娘が頑丈過ぎ。ワニって噛むチカラが尋常ないぐらい強く、口を開けるチカラが輪ゴムで止めれるぐらい弱いと聞いた事があるがそうではないのか!?。

余談

Kaya Scodelarioはこれからも来ると思う。

個人的な願望です。