【エピソード内容】

 

愛媛県でおきた土砂災害のお話「大崩壊物語」です。

 

  【防災ワンポイント】

 

二〇〇年前に起きた土石流災害を、現代の私たちに伝えてくれる「大崩壊(おおつえ)物語」。

物語に登場した竜神様の祠は、現在も現地にお祀りされていて、地域の人々が大切に語り継いできたことがわかります。

このように、民話やことわざ、地名などで、自然災害を伝承してきた地域はたくさんあります。

この番組で紹介している「四国防災八十八話」も、自然災害にまつわるお話が収められていて、現在は、その物語の残された場所を記したマップも登場。

このマップは、「四国防災八十八話倶楽部」ホームページで見ることができます。

あなたが暮らす場所で、これまでどのような自然災害が起きたのか。

それを知ることも、命を守るための備えに繋がります。

 

  【エピソード内容】

 

愛媛県でおきた渇水のお話「菖蒲堰の水争い」です。

 

  【防災ワンポイント】

 

今回は、お互いを思いやり考えだした「大落水」というルールがありながら、水不足の際に、けが人が出るほどの争いになったいうお話でした。

みなさんは、日頃から水の節約をしていますか?

例えば、

・シャワーや歯磨きのときなど、水はこまめに止める。

・洗たく物はまとめて一気にする。

・食器などの油は上で拭き取ってから洗う。

現代でも、渇水・水不足によって、水の節約を呼びかけられることがあります。

水は私たちの暮らしに欠かせない限りある資源です。

日頃から節水を心がけましょう。

 

  【エピソード内容】

 

愛媛県でおきた津波のお話「瀬戸内海の津波」です。

 

  【防災ワンポイント】

 

今回は、瀬戸内海に面した愛媛県大洲市での昭和南海地震津波ついてのお話でした。

昭和二十一年の南海地震では、

津波による被害が、徳島県や高知県などの太平洋の沿岸部で大きかったため、

瀬戸内海で記録されてた数十センチの津波については、

あまり取り上げられることがありません。

では、ここでクイズです。

お話にも登場した三十センチぐらいの津波は、どれくらいのパワーがあるでしょうか。

① 高齢の方でも、なんとか歩くことができる。

② 健康な大人の人なら、いつもと変わらず歩くことができる。

③ 健康な大人でも流される可能性がある。

答えは、

③ 健康な大人でも流される可能性がある。です。

このようなことからも、津波から命を守るためには、

まず、今いるところより高いところに逃げることが大切です。

大きな揺れを感じたら、早く、近く、高いところへ、声かけをしながら率先避難。

家族やお友達とも、確認をしておきましょう。

 

  【エピソード内容】

 

愛媛県でおきた水害のお話「人伝えの情報の大切さ」です。

 

  【防災ワンポイント】

 

今回は、災害時の情報伝達の難しさ・大切さについてのお話でした。

あなたは、災害に関する情報をどこから知ろうと考えていますか?

災害発生時、地域のコミュニティエフエム局は、緊急地震速報や避難に関する情報をお伝えすると共に、その地域に暮らすあなたに寄り添い、その時に必要な災害情報や生活情報などを、最優先でお届けします。

災害が起きると、電気が止まり、電話やインターネット回線が繋がらない可能性があります。

そういった中でも、ラジオは乾電池があれば動きます。

非常持ち出し袋の中に、携帯ラジオと乾電池を準備しておきましょう。

 

  【エピソード内容】

 

高知県でおきた水害のお話「おろよおろよ」です。

 

  【防災ワンポイント】

 

今回は、洪水の時に子馬が流されたものの、

親の鳴き声を頼りに助かったというお話でした。

災害時には、ペットの安全を確保することも大きな課題です。

ペットのことが心配で、避難が遅れてしまう方もいるかもしれません。

ペットを飼われている方は是非、

環境省が発行している「人とペットの災害対策ガイドライン」などの冊子を読んで、

準備をしてみてはいかがでしょう。

家族の一員として大切に飼われているペットを、災害時にも近くに置いておくことは、

その方の気持ちを落ち着かせることになるでしょう。

しかし、それを不快に思う方もいるかもしれません。

「人とペットの災害対策ガイドライン」には、飼い主の役割も記されています。

例えば、避難所運営においては、人のいる空間と離れた校庭や駐車場などに

ケージを置いてペットスペースを作ることが多いようですので、

ケージに慣れるようにしておくことが大切です。

臭いについては、普段から清潔にしておくこととトイレのしつけ、

避難の際には、ペットシーツやタオル、

トイレ用品などを準備しておくと良いでしょう。

ペットも大切な家族の一員です。

災害時にもペットの安全を確保できるように、

日ごろから備えをしておきましょう。