さて、会社設立の話を少しあとに回して、立ち上げ前の話に戻したいと思う。なぜならば、私が頑張れた原点の話を書かないと会社設立もできなかったと思うから・・・

実は11月の時点、発起人が決まった時に心に決めていた事があった。
それは、開局までに放送局のファンをつくりたいということ。そして、一人でも多くの地域の方に番組に出演してもらいたいということだった。つまり、話し手は地域住民。

タレントマネージャーをしているから、パーソナリティーを捜すのはたやすいこと。
でも、私は地域の放送局だからその地域に住んでいる方にこだわりたかった。
しかし、何の基礎もできていない内に番組に出演してもらうのは非常に危険!!

そこで考えたのが、会社設立前、しかも開局できるかどうかわからない時期での前代未聞のアナウンススクール立ち上げだった。

今考えてもかなり無謀な挑戦。

しかし、私の決意は固かった。
決断をせまられた3月初旬のある日。

お礼と報告を兼ねて市長の元へ・・・
足どりは重かった。
この時点で1200万円。

私にとっては大金だけど、これじゃダメ!!
会社を設立させるにはどうしても2000万円集めなきゃ。

市長に報告。
みんな協力すると言ってたから楽に出資は集まっただろと市長。
実は・・・と話すとかなりビックリされた。
でも、これが現実だから仕方がない。
私には一つだけ確認したい事があった。
今まで草津にできるコミュニティ放送局だからと市内の企業にこだわっていたのだが、他の市の企業に出資して頂いていいかという確認。

通信局の規定ではOK。市長の返答は、市と私が交わした協定書の中に出資は草津市内の企業でなくてはならないということが書かれていないから、他の市の企業でもいいということだった。

残り800万円。あと10日で集めなくてはならない。
T先生も申告で忙しい中一緒に企業を回ってくれた。
集まっている分だけで会社を立ち上げようと言う話も出たが、それでは協定違反になってしまう。

そして、とうとう締切の日を迎えることとなった。
選挙の結果、新市長誕生となった。

巷ではFM事業が無くなるのでは・・・という事が言われ始めた。

地域の為だからと言ってらっしゃった企業が、新市長の動向を見てから出資は考えると方向転換。

地域の為ではなく、政治が絡んだら事業は無くなっちゃうの?

事業無くなったら集まっている出資金はどうなる?
私はどうなるのだろう?
そんな事を気にしながらも進めていくしか道はなかった。

この時点で2008年2月末。
会社設立の期限まで1ヶ月を切っていた。
集まっている金額はまだ1000万円もう時間がない。

FM事業はどうなるのか、そして、会社は設立できるのか・・・