無料なんだから皆いい加減な気持ちで来るに決まってる。初日だって来るか来ないか怪しいものだし、3ヶ月たったら誰も来ないよ。というのが周りの大半の意見だった。
業界の方からも養成したって放送で通用しない。それにそんな大人数かかえきれない。そんな話もいっぱいあった。
でも、そんなことやってみなくちゃわからない。
しかも、このアナウンス講座は話すことだけではなく、コミュニティFMを知って頂くためのものであり、草津やその周辺地域を知って頂くものであり、また地域の防災も考えて頂くカリキュラムとなっている。
今までにないプログラム。Jさんのアイデアでスキューバダイビングのカリキュラムを取り入れた。
しかも、まだ開局出来るかどうかわからないのに本気で地域パーソナリティを育てようとしていた。
かつてこんなコミュニティFM放送局はない。
そして開講を迎える。
講師には、プロダクションにいた時担当していたMさんにお願いした。
素人を教えるのだから、まずは話す楽しさを教えてほしい。彼女にはそうリクエストした。
余り来ないのではないかという心配をよそに、どのクラスも人で溢れかえっていた。
平成20年4月6日のことだった。