これを事情聴取というのでしょう?
本来であれば、自宅の中で行うところではあるが、私は部屋で話す気になれなかった。
なぜならば、仕事が忙しくかたずけている時間がなくまだ部屋は荒らされたままの状態だったし、私自身部屋に入るのが怖かった。

覆面パトの中での事情聴取。
3名の刑事は、それぞれ役割分担をしているように感じた。

ラジオ局の社長さんなんですね。
「はい。」いつも遅くまでお仕事なんですか?
こちらにはいつ頃からお住まいですか?御兄弟は・・・などの質問に答えていく。

あまりの緊張に質問をしてみる。

なぜパトカーじゃないんですか?
丁寧に刑事が答える、「パトカーだと目立つので迷惑になりますから・・・」
書面はいつも手書きなんですか?
「いえ、いつもはワープロでつくりますが今この場所には持ってきていないのですみません。」
応対は、私を気遣いながら丁寧だった。

刑事はビニール袋に入った私の下着類を手袋をはめ、慣れた手つきで一枚一枚丁寧に取り出し話をしていく。
どういう状態で何処に入っていましたか?

そんなのなかなか思い出せない。それに刑事とは言え男性だし下着類を見られながら話すのは恥ずかしい・・・

矢継ぎ早な質問に答えながら、私の頭の中はわからないことだらけだった。

何故、大阪に犯人がいたのか、何故いまこんな時間に事情聴取なのか、これからどうなるのかetc・・・

そんなことを漠然と思っているところに刑事さんが言った言葉で思考回路がしばしストップする。

刑事告訴していただけますか?
えっ!
刑事告訴・・・

思いも寄らない言葉だった。


続く
えふえむ草津の事を書いていたのですが、本日から少しの間は、私の身にふりかかったある事件について書いていきます。
お許しください。



それは衝撃的な出来事でした。
11月30日自宅に泥棒が入りました。

夜自宅に戻るとタンスというタンスが空けられ、いろいろなものが盗まれていました。服や食べ物が散乱している光景は言葉も出ないほどでした。
驚愕という言葉はまさにこのときのためにあるのでしょう。
しかし、私は戦士。闘う戦士エミリン。
まだまだ、このときは冷静でいられた。
盗まれたものを確認するまでは・・・・




仕事をやらなくてはいけなかったので、大丈夫だからと自分に言い聞かせ何気なく振舞っていた。
12月4日商工会議所で活性化委員会の会合。
事務所からの緊急の電話で呼び出された。

時間は20時過ぎ、犯人が私のカードを使おうとして捕まったとの知らせだった。
連絡があったのは大阪府東署???
確認してほしいものがあるから刑事さんが自宅に来るという。
今から大阪を出るので21時過ぎに自宅で待機するようにとのこと。

緊急の電話だったので、その場にいた方々には事情を説明し、自宅に向かおうとしたのだが
そんな夜に刑事が来るなんておかしい、しかも大阪なんて・・・
盗んだ犯人からかもしれないし確認したほうがいいとその場に居合わせた皆さんに言われ近くの警察署へ向かう。
皆さん心配してくれて4人も同行してくれてありがたかった。

警察署で確認すると、どうやら本当に私の自宅に向かっているということが分かった。
そして、時間どおりの21時過ぎ1台の車が自宅前でとまった。
車の中から強面(のように見えた)の5人の男性。
写真を撮るからと自宅に車のヘッドライトを照らし、まるでTVか映画の撮影のよう。
すごく怖くて車の後ろの方へ行く。足が震えて動けない。一体何が始まるのか・・・・
そのうちの一人が私の方へ近寄り警察手帳を見せて語る。
「安心してください、警察です。今犯人の誘導でこちらまで来ました。今から犯人が侵入した経路の
写真を撮影します。被害物件の確認は後で来る刑事が行いますから・・・」

その時、わずか私の5M前には4人の刑事に囲まれた犯人?が
ライトを当てられて侵入した経路を指差している。

まさに、TVで見る警察24時のような状況が目の前で繰り広げられている。
さっき、確か犯人の誘導でここまで来たって言ってた・・・・
今目の前にいるのはこれって・・・・

ほどなく、車がもう一台停まる。
車から出てきたのは、3名の刑事。女性も一人いる。
何がなんだかよくわからないまま写真を撮るからと自宅前に立った。
眩しくてよくわからない。フラッシュがたかれる。私の写真も撮ってるんだ。身体の震えは止まらなかった。

そうこうしているうちに、とにかく署に戻るからといって犯人を乗せ5人の男性は去って行った。
刑事さんからビニール袋に入った物を見せられた。
「犯人が持っていたものです。あなたのものかどうか確認してください。」

犯人が持っていたもの・・・・見たとたん鼓動が早くなり心臓が爆発しそうになった。
これを持ち歩いていた・・・・
ビニール袋の中に入っていたもの、それは私の下着類だった。
キャミソールやネグリジェぽいものブラやパンティーその他、見る気になれなかった。
刑事が言う、「嫌でしょうけど確認してください。これが確認できないと罪を償わせることができません。」
なんとか気持ちを震い起して確認。
しかし、それだけじゃなかった。

1枚1枚値段をつけてくださいとのこと。
考えたこともなかった。それでも何とか一生懸命値段をつけた。
その様子は、きっと滑稽だったに違いない。
自分の身に起こっていることが現実なのか夢なのか、その区別もできない不思議な時間が
すぎていった。


続く

教室はいっぱいだった。


開講式では、皆さんに新しく草津にできる放送局にかける私の思いをお話した。

えふえむ草津にかける思い・・・・

そして、コミュニティ放送局とはどういうものなのか・・・・

地域の皆さんが果たす役割など。


皆さんの前に立って話す私を見て女性だからと驚いていた方もいたし、こんな人が

FM局の代表なの?と思われた方も多かったと聞いている。


それだけ、私は一般人だったから。



講座生の年齢は20歳から70歳までの方。

人生経験的にも先輩も多い講座生。


しかし、みんなの目はきらきらと輝いていた。


自己紹介が始まる。


新しくできる放送局にかかわれることがうれしいと誰もが話してくれた。


ただ・・・・その話を聞きながら明るく振舞いながらも私の心は沈んでいた。

放送局は本当にできるのだろうか???


なぜならば、市長が交代された今となっては事業見直しになり、議会が終了しないと草津市がコミュニティ放送局の事業を支援するのかしないのか全くわからなかったのだから・・・