昨日も午前0頃に寝て、目が覚めたのは午前7時近くだが、なかなか起きられなかった。
今日は青山学院大学内で開催される口語訳聖書70周年記念講演に出かけた。その前に四谷のサンパウロに寄った。今は絶版になった口語訳聖書の箱入り・三方金が2階で並んでいたから。レジに持っていったら店員が本棚の下にある引き出しを開けて探したら、これが店頭在庫の最後の1冊だったようだ。これは1階で平積みになっていたが「広島教区百年史」という本を手に取ってみた。「日と夜の記」の序文を書いた広島教区長だった荻原晃司教について書かれているだろう、と思って冷やかしてみると昭和16年に創世記をウルガタではなく当時最新のBHK第3版から訳して昭和25年に詩篇を第50篇まで訳した「聖詩篇」上巻の翻訳者の澁谷治神父についてコラムが立項されていて「門脇文庫 日本語聖書翻訳史」に出て来るカトリック思想・科学研究所のラルボレット神父や守屋興雄といった人達についても書かれていた。澁谷神父の生没年を索引では「1893-1972」と記されているのに「人名・修道会名一覧」では「生まれ 不明、岸和田」で「帰天」は空欄で「長崎教区に移籍」とだけある。同じ本なのに別々に編纂したのか?と思うほど連携が悪い。棄教するか聖職を放棄しない限り「長崎教区に移籍」なら当該教区に問い合わせれば済むはずだ。朝日新聞社から刊行された高松宮伝では年表に記されているだけの広島の聖堂建立も、ある程度記されている。指紋押捺拒否運動の注釈には「特に在日コリアン等の特別永住者に対しては、かつて日本の侵略によって強制的に日本国籍にされた上、戦後には一律に日本国籍を喪失し外国人とされた経緯があり、外国人登録や指紋採取自体が植民地主義時代に淵源をもつ屈辱的行為となっていました」と「いつもの文章」が記されている。あの運動があった頃の「特別永住者」とは昭和40年の日韓条約発効で韓国国籍を選んで国民登録をした在日韓国人だけを指す。「在日コリアン等の特別永住者」では朝鮮籍の在日朝鮮人や台湾出身者も指すみたいだ。「台湾人」といっても王貞治のように父親が浙江省出身なので台湾では外省人になる人はどうだろう。毎度のことながら「戦後には一律に日本国籍を喪失し外国人とされた経緯」とは不可解。韓国や台湾が日本の軛から解き放たれた事は喜ぶべきではないのか?在日台湾人の世界で日本国籍を取得すると忌み嫌われたかどうかは知らないが張赫宙や趙重九のように日本国籍を取得すれば「民族意識を喪失した親日派」の証だと見なされたのに。朝鮮総聯では今でも変わっていないらしいが民団ではさすがに日本国籍を取得しても加盟出来るそうだ。これでは書いている方が善意で?無意識に?「内鮮一体」「内台一如」の同化政策の視点で書いているようだ。「数多くのカテキスタが、戦前から戦中の困難な時代にも献身的に働き、戦後の教会の再建を支えました。しかしまた、教会の経済的困難から一斉に辞めさせられたカテキスタの胸中には、複雑な思いもあったようです」という短い一節が295頁にある。「カテキスタ」は「当時、男性は「伝道士」、女性は「伝道婦」と呼ばれていました」と3頁にあるので在俗?日本聖書協会は引揚者を今ではエホバの証人でもしない「家から家へ」の聖書販売のコルポーターとして雇用したが、これでは引揚者を雇用する余裕はなかっただろう。