雷が鳴る昼間 | 無駄話。

無駄話。

鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 昨日はすぐに寝付けたようで眼が覚めたのは午前6時半前後。昨夜はまた激しい雷雨が降ったからか、今日は一頃より涼しくなったみたい。今年は去年のように猛暑日が連日続くような事はないような。

 昨日、大日本絵画のネットショップに本を注文して自動配信のメールが届くとあったのに何も着信しなかったのはフィルターがスパムだと判断した為だった。

 昨日、岩波新書の公式ホームページで「ケストナーの戦争日記」を見てみると発売日が繰り上がって昨日発売になっていた。岩波の直営店なら売っているかな?と思ったけれど疲れたので見に行かなかった。この邦題は何だか大政翼賛会の宣伝部長だったのを邦訳者が岩波文庫の「終戦日記1945」の訳者あとがきで批判していたはずの高橋健二が訳した邦題「ケストナーの終戦日記」を真似したみたい。e-honに予約したのをキャンセルして岩波書店から買おうか?と思ったけれど入荷したというメールが着て続けて発送したというメールが着た。

 それにしても「戦争協力者でナチの共感者」だったはずの高橋健二の訳書名みたいな邦題より原題そのままの「青い本」にすりゃいいのに。高橋健二が故人となってから「死人に口なし」と言わんばかりに批判した本があったけれど中村元が故人となってから批判した本と同じで不快感しか感じない。ドイツ文学者ギョーカイでSED政権の御用作家の作品を訳したりDDR自体をはじめとして「共産主義者による国際連帯によってブーヘンヴァルトを解放した」神話などを礼賛していた人を批判した本があるかどうかは知らない。中公新書の「歴史修正主義」の著者だったはずの人が「ドイツ近現代史での国籍」を書いた文章でヴォルフ・ビーアマンのDDR国籍剥奪は一言も触れないので呆れた事があるが。

 ネットを検索していると色々な戦車を展示している事で有名なムンスターの連邦軍の戦車博物館を見学した人のブログにエル・アラメインでイタリア軍の車両を奪ってドイツ軍だけ逃げ出したロンメルやダイペンホーフの略奪者グデーリアンの遺品などを展示しているそうだ。彼らは特に戦争犯罪と結びつかないからだろうか?エーバーバッハは息子と仲良く捕虜収容所の盗聴器の前で、どこまでユダヤ人を殺せるかどうかを語り合ったそうだが実際に実行したかどうかとは違うの?かつては顕彰の対象で躓きの石にもなっていた第22歩兵師団長だったハンス・フォン・シュポネック伯爵やロードス突撃師団の師団長だったウルリヒ・クレーマンあたりと。ヘープナー将軍の遺品は展示されているだろうか?アルノー・フォン・レンスキー将軍のようなフライスラーの国民裁判所の陪席判事だったのに「自由ドイツ」国民委員会やドイツ将校同盟に参加した「反ファシスト」にしてDDRで高い地位に就いた人も。武装SSの将軍などは展示していないそうだが国防軍の軍人でもヒトラーと距離が近い人物はないそうだ。となるとシェルナー元帥は展示していないだろう。第11軍司令官としてレヴィンスキーとかレーヴィとかいった姓の?遠い親戚がいるかもしれないユダヤ人を虐殺する命令を出したエーリヒ・フォン・マンシュタインの遺品は展示しているのか、それとも展示していないのか。気になってしまう。