8月7日 | 無駄話。

無駄話。

鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 昨日は寝る前に少し寝ていたので横になっても午前1時過ぎまで寝付けなかった。眼が覚めたのは午前6時半頃。

 出かける時はいい天気だったので電車の駅までバスに乗った。それがこの間みたいに夕方頃になると雷と共に激しい雨が降り出す。雷ゴロゴロでまた大雨洪水警報。帰りに有楽町のビックカメラでパナのシェーバーを買った。今までのものと違ってケースがなかった。

 日本橋の丸善で「新訳モンテ・クリスト伯」の2巻を買ったが、平凡社は以前に「巌窟王」なり「モンテ・クリスト伯」なりで邦訳本を出していたのだろうか?岩波文庫版から70年ぶりの邦訳という意味にしても同業他社なのに。単なる復讐劇ではなく主要な登場人物の子ども達が複雑に絡むのが面白い作品。王政復古でレジオン・ド・ヌール勲章を廃止しそうなものだが「反ナポレオン考」にあるように、この勲章をばらまいたというルイ18世がナポレオンが制定したレジオン・ド・ヌール勲章を佩用している個所があるが三色旗とラ・マルセイエーズと違って何故ナポレオン時代の象徴のような勲章が皇帝からアンリ4世の肖像に変えて生き残ったのだろう?カドゥーダルが貴族に列せられた上にフランス元帥を追贈されるのは分かるとしても皇帝から叙爵された軍人達がルイ18世に忠誠を誓えば貴族に列せられていたりシルヴェストル・ド・サシのようなゴリゴリの王党派でも皇帝から男爵に叙爵されているので帝国貴族に入るからややこしい。禁書目録に入っているスピノザのようなラテン語で著述した学者に言及しているファリア神父がエドモン・ダンテスに教えた言語には当然、当時のカトリック教会の公用語であるラテン語は入っているはずだが現代語ではないので出て来ないのだろうか?ラテン語がぎこちない神父では上手く化けていてもバレてしまうだろうし。教皇の敬称は「聖下」なのに訳語の「猊下」はどうだろう?

 丸の内の丸善で買った「「昭和天皇拝謁記」を読む」の宮中服のコラムで引用されている昭和25年6月22日付の昭和天皇の発言には該当個所の直前に「フランス大使か何かが其当時百合君さんに此洋服はなってない。Parisで御作りなさいといつた事もあつたときいてる」という個所がある。吉川弘文館から刊行された三笠宮伝で百合子妃に取材をしている研究者が共著者の一人なのに、この「フランス大使か何かが」時期的に見て「皇女照宮」に掲載された写真に一緒に収まっているジノーヴィー・ペシュコフが該当者だろうが、国民政府が承認する相手をヴィシー政権からフランス国民解放委員会に変えた時の駐華大使だった自由フランス軍に参加したユダヤ人の将軍がドイツ軍占領下でのコラボラトゥールが多い業界を紹介して宮中服の代わりの服装に勧めているように読めるのに誰かが分からないので質問しなかったのだろう。イアン・ブルマの本でロシア名の「フランス大使」をウィロビー将軍が「アカ」だと疑ったと訝しげに書いていたが「白系ロシア人とニッポン」には戦時中に「親ナチ」になったドイツ人をペシュコフがアメリカに移住する手助けをしたとあるのでG2とは良好な関係にあったはず。