今日は新聞休刊日 | 無駄話。

無駄話。

鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 昨日も眠たかったので午後10時頃には布団を敷いて横になってテレビを見て午後11時過ぎに寝た。起きたのは午前6時半頃。

 今日も夕方になると洟が出て頭が重くなる。風邪でも引いたみたいだ。

 hontoで注文した本が届いたので代金はコンビニへ振り込んだ。普通は第2日曜日が新聞休刊日だが3月11日が月曜日なので?1週遅らせたのだろうか?新聞売り場にはスポ新と夕刊紙しか並んでいない。夕刊フジと日刊ゲンダイはオオタニサンと真美子サンのツーショットを掲載しているようだ。しばらくこれが続くだろう。

 届いた本で三谷隆信の回顧録は前と同じで中公文庫から出ているが前回は昭和天皇の行幸に扈従する三谷隆信の写真を使っていたのに今度は先帝の欧州行啓に扈従した時の写真だ。解説に三谷隆信が引用しているパウル・オットー・シュミットの回想録は「日本語訳はなく」とあるが大木毅の「第二次大戦の〈分岐点〉」には邦訳があると紹介されている。検索すると日本図書刊行会・近代文藝社が版元なので市販された私家版のようだ。一緒に注文した「皇后四代の歴史」は版元のホームページでは「在庫僅少」となっている。「久邇宮家関係書簡集」の解説で言及されていたので確かめたかった個所がある。「良子の伝記でもっとも早く書かれた小山いと子の『皇后さま』(一九五六)は、ほかの皇太子妃候補に、梨本宮方子と一条朝子がいたと書き、その見解を引き継いでいる伝記が多い」を「久邇宮家関係書簡集」で要約している個所を「皇后さま」で確認しようとしても他の個所ばかり気を取られて冒頭に出て来るのを確認するまで見落としていた。この個所を書いた元毎日の記者は王公族には関心ないらしいので昭和25年に刊行された張赫宙の「秘苑の花」に「伊都子さまは、第一王女の方子女王が、皇太子妃の候補の一人に選ばれてからは」、「久邇宮の良子女王と方子女王と、このお二方の中から将来の皇后が選ばれる、と思っただけでも」は読んでいないだろう。新本で読めるのに存在自体知らないかもしれない。小山いと子が「秘苑の花」を読んだか引用か孫引きした記事を読んだ可能性はないとは言えないだろう。「貞明皇后主導説」を否定している結論は「久邇宮家関係書簡集」で紹介されている邦彦王の書簡で否定される。何故宮中某重大事件で「色盲」が問題になったかは兵役に就けないという肝心な点を書いていない。「皇后さま」は朝融王の独善的な言い分を鵜呑みにしているので酒井美意子にこっぴどく非難された小説で「久邇宮家関係書簡集」の注釈にある昭和63年版では該当個所を削除されて再版された本だ。「少年皇族が見た戦争」を読む限りは久邇家では今でもまかり通っているらしいが、それなら酒井美意子が再三書いている皇籍離脱後の朝融王が前田菊子に復縁を持ち掛けて拒否された話はどうなるのか?昭和4年生まれの邦昭王は幼稚園以来の友人という酒井美意子の弟を通して抗議をしなかったのか?になる。この本のブックガイドで「皇后さま」を「綿密な取材に基づいて書かれた小説」と持ち上げるのはどうだろう?そして「皇后さま」を鵜呑みにした工藤美代子の伝記も同じ。工藤美代子の伝記は「スイスの銀行に預けた皇室の隠し財産」なる与太話が書かれている本だ。ここは河西秀哉が書いているので「椿の局の記」だろうと「宮中」だろうと無批判で鵜呑みにして創元社の書いてほしい通りに解説を書くのだろうが。