今年最後の診療所で | 無駄話。

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鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 昨日は疲れて頭も痛いので寝たらすぐに寝付けたようだ。朝方に目が覚めてトイレに行ったらウトウトしてしまい起きたら結構いい時間になっていた。

 本当は薬を貰いに診療所へ行くのは来週でもいいのだが来週は遊佐未森のコンサートへ行くので今日にした。コンサートに行く前に寄ってもよかったが、そうなると終わってから食事してすぐに夕食となるので腹がきつい。前回の血液検査の結果で糖の値が安定しているので珍しく薬が1品減った。診療所で待っている人が珍しく少なかったが薬を貰いに薬局に行ったら今度は待っている人がいなかった。終わってから遅い昼食は吉野家で済ませた。

 丸ノ内の丸善で若林正丈の「台湾の半世紀」を買いに行った。近くの古本屋で偶然眼にした「海峡」から結構読んでいる方だが、この本は台湾研究の自叙伝を兼ねた本だ。なので色々な人が登場する。「海峡」に出て来た写真や流用していた1頁ベタに白抜きの文字の頁が出て来る。「蒋経國伝」の著者の江南が実は誰にでも情報を売る呉國楨に近い情報屋で「呉國楨伝」を書くと恐れた蒋孝武の指示で殺されたという記述は意外だった。つまり「蒋経國伝」は実のところ「俺はこれだけ知っているぞ!」と国民党と読者に披露する為の単なる暴露本?

 「海峡」は版元が経営している中国専門店で買った2代目になったが、顔雲年に言及されても一青妙・窈姉妹はデビューする遙か前だ。「海峡」は一般書という外見こそしているが専門書で植民地時代以降の台湾について知識がないと何を書いているのが分かりにくい。昭和20年までの厦門の台湾籍民について何故台湾籍と日本国籍が別なのかが分からなかったが要は厦門の中国人が日本に帰化手続きをして大体は台湾戸籍を取得するが中には「内地」の戸籍を取得する人もいるという意味だった。鎌倉千秋が自分の家族と台湾の歴史を重ね合わせた番組は知らなかったので終わってから知ったけれどホームページの紹介を読むと父方の祖父が8月15日を台湾で迎えたので2・28を挟んで日本に戻って日本国籍を再取得するのに苦労したという個所は、この記述と多少は関わるらしい。台湾出身の医師の父方の祖父は日本人の女性と結婚した時に入り婿になったが8月15日以降も台湾にいたので国民党によって日本国籍を喪失したので日本に戻ってから改めて取得したという事?鎌倉千秋が自分の家族を題材に一青妙の「私の箱子」みたいな本を書いてくれたら台湾について新たな知識を得る事が出来るだろうに。

 hontoで検索すると在庫はあるようだが丸善やジュンク堂の店頭では津田沼に行かないとない?小杉泰の「『クルアーン』語りかけるイスラーム」は岩波の本なので直営店?ならあるだろうと思って行ってみると置いてあった。