現改訳聖書。 | 無駄話。

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鬱病・適応障害持ちが書く与太話です。「下劣な党派心」による「あら探し」が多いので、合わない方はご遠慮願います。

 御茶ノ水のCLCで雑誌「ハーザー」を買いました。
 この雑誌は聖霊派の雑誌で、この版元で「現改訳聖書」と題した聖書を翻訳していて、どういう翻訳なのか、を紹介している、と雑誌の版元のHPで見かけました。銀座の教文館には置いてなかったので、御茶ノ水のCLCか、新宿のオアシスといった福音派系の書店なら置いてあるかな、と思いましたが、やはりありました。
 雑誌をざっと読む前にHPで紹介されていた箇所で現改訳聖書の新約聖書は本文批判をした底本を使う代わりに「ビザンチン・テキスト」と呼ぶ古臭いギリシャ語のテキストを使うのは知っていました。明治の元訳と昭和初年に出た永井訳「新契約聖書」で使われていたそれ。
 マルコ伝の未定稿が雑誌に収録されていますが、翻訳が去年刊行予定だったのが、資金面等から、まだ出ないそうです。雑誌を1年休刊しただけで旧約聖書と新約聖書が原語から翻訳できないな、と気がつきましたが。
 日本聖書協会と新改訳の版元が新しい翻訳を出すそうですが、それぞれ6年をかけるそうです。
 フランシスコ会訳の分冊版が40年かけて出して、旧約聖書の合本は、多分フランシスコ会聖書研究所の学者達が日本聖書協会の翻訳に参加するので、日本聖書協会が「標準訳聖書」と仮称するそれが刊行してからでないと出ないでしょうが。
 旧約聖書の底本は他の日本語訳聖書の底本に使われているBHSだそうです。
 河出書房新社から刊行されている秦剛平訳70人訳はトーラーが出たきりですが、ヨシュア記以降も出てほしいものです。氏の言う「絶滅の唄」をどう訳すのかを読んでみたいのもありますが、岩波書店から出ている法華経みたいに梵語からの現代語訳と鳩摩羅什訳の書き下しが対照になって読めるようになっているのと同じような感覚で読んでみたいものです。