姿 美保子です
本日(30日)放送の感激日記hいかがでしたか
2015年の初めを飾って
本日よりバウホール公演が始まった
珠城りょうさん主演
バウ・ミュージカル「Bandito」
-義賊サルヴァトーレ・ジュリアーノ-
熱く語らせていただきました。
作・演出は大野拓史さん。
昨年雪組で上演された「一夢庵風流記 前田慶次」の
脚本・演出を手掛け
「夢の浮橋」(2008年)
「エドワード8世-王冠を賭けた恋-」(2012年)
など月組の大劇場作品も印象に残る演出家です。
作品のプログラムからもうかがい知ることができますが
作品は歴史的な背景や登場人物の設定などが緻密で
広く知られている歴史の陰にちょっと埋もれていたような
エピソードを タカラヅカの世界観で描き出すところなど
歴史好きの心がくすぐられます。
今回の作品の舞台は 大野拓史さんが
20年前に訪れたことがあるというイタリアのシチリア島。
時代は 第二次世界大戦直後、1940年代
連合国の占領下にあったシチリア島に実在した
山賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノを主人公に
架空の人物もからめながら
彼の生きざまがタカラヅカらしく描かれています。
貧しい村を飛び出し 州都パレルモのホテルで
仲間のガスパレ・ビショッタ(朝美 絢)と
従兄弟のサルヴァトーレ・ロンバルド(輝月ゆうま)
と共に働いていたジュリアーノは
身に覚えのない違法行為の罪を
マフィアのルッソ(貴千 碧)に着せられ
憲兵隊に追われる身となる。
傷を負った彼が逃げ込んだのは
廃墟となった館の庭。
そこに居合わせた司祭(飛鳥 裕)、
ジュゼッペ公爵(一樹 千尋)、
侯爵家の娘で修道女見習いのアマーリア(早乙女わかば)は
彼の傷の手当てをし、逃がしてやる。
彼を取り逃がした憲兵が保身のために創り上げた
ジュリアーノは大勢の仲間を引き連れた山賊だった
という嘘は島中に広がり
ジュリアーノはいつしか彼の元に集まってきた若者を束ねる
本物の山賊の頭になっていた。
サルヴァトーレ・ジュリアーノを演じた珠城りょうさんは
星輝つばささん、貴澄隼人(たかすみ・はやと)さん等
仲間を引き付ける求心力にあふれ、
立っているだけで存在感の大きさを感じました。
粗野で美丈夫の主人公(プログラムより)という表現が
ぴったりです。
劇中には時代を象徴するようなサイドカーが何度か登場します。
珠城さんの運転ぶりも注目です。
登場人物もそれぞれ個性的です。
影のように彼に従う輝月ゆうまさん。
ちょび髭をたくわえ、調子の良さがにくめない朝美絢さん。
仲間を守るために裏切り者の汚名を着、
アメリカから流れてきたマフィアのヴィトーは宇月 颯さん。
過去の重荷を背負った男の苦悩が
声からもことばからも伝わってきます。
次第に目が離せなくなりました。
珠城さんは歌での表現もすばらしかったのですが
共演者の上記3人もみな歌がうまく
歌でも感動しました(中でも宇月さんに)
早乙女さんの継母マッダレーナの咲希あかねさん、
その愛人アントニオ伯爵の光月るうさん、
この二人のいけすかなさは見事という他ありません。
アメリカ人ジャーナリストの
千海華蘭(ちなみ・からん)さんも目が離せません。
ヒロインを演じた早乙女わかばさんは
珠城さんとは同期生(94期)です。
ヒロイン経験が豊富なだけあって歌も演技も安定しており、
珠城さんとの並びもよかったように思いました。
研7ですが、大人の雰囲気が出せるカップルですね。
フィナーレのショーも大人の雰囲気でかっこよく
宇月さん、珠城さんのダンスも堪能できました。
ところで舞台をごらんになった皆さん、
ジュリアーノとアマリーアをつないでいる大切なモノが
ポスター(チラシ)に写っているのに気づかれましたか?
お気づきになられた方はぜひ番組へご一報くださいませね
若手主演のバウ作品は昨年から力作が続いていますが
その波は今年もまだまだ続きそうで楽しみです
感激日記 再放送は
1月31日(土曜日)午後3時からの【レビュー・ステイション】で
チャオ
※3月26日、掲載期間終了のため 舞台写真を削除しました