ヒマだと、こうなる。
2005年の記事、ひっぱってきた。

こんな風に自分の世界に浸ることは、今はもう、ほとんどない。




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- - - 待つということ


雪が降るのを待ちこがれたのは何ヶ月前だろか。

何ヶ月か前は菜の花のお漬け物を待ちこがれて、1ヶ月半前は藤の花を待ちこがれて、それが終わると、みかんの花を待ちこがれて、ホタルイカを食べては海にキラキラ光る光景を思い浮かべて、空豆を待ちこがれて、紫陽花の花を待ちこがれて、今は田圃に水が張られるのを待ちこがれている。こうして1年が過ぎて行く。

一年に1回、ということが、今を逃せば1年待つことになる、ということが、より気持ちを高揚させる。

七夕の織り姫と彦星も(実存するとすれば)かなりの忍耐だったんだろな。


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- - - 人生は、時々晴れ


監督 マイク・リー/台本なしで打ち合わせリハーサルで作るらしい。役者さんも、すごい。

集合住宅に住む、いまひとつパッとしない家族(父・ふとっちょでうだつの上がらないタクシードライバー、母・一番常識っぽくて口うるさくてスーパーのレジ係をしている、娘・これまたふとっちょで寡黙で老人施設の清掃係りをしている、息子・ふとっちょでプータロウ母親とけんかばかりしている)の暮らしとご近所2家族(母と娘の家庭、娘は碌でもない男と付合っていて妊娠する。母父娘の3人家庭、父はタクシドライバー、母はアル中、娘は男を弄んでいる?)を描いたモノ。

まず、こんなぶさいくな人たちばかりが出る映画は見た事がないなと思った。
罵り合ったり、どなったりばかりの映画だと思った。
制作費がほとんど要らないような映画だと思った。
それぞれの3家庭の子供達は真っ当な生活しないのかい、と思った。
えんえんと続くそれぞれの家庭の問題。解決していく話なのか、ただこの怒鳴り合いがえんえんと続くのか、どんな終わり方になるのだろうと、思っていた。
言葉で書くのは難しいけど、家族同士こころが繋がっていないように見えていても、最終的にはお互いに支え合って生活している、というようなコトかな、と、私は思っている。


うだつのあがらないお父さん「愛されていないなら出て行く。愛があるか、ないか。それが一番だ。」
こんなぶさいくな人が愛を語るのは、映画では不自然だけれど、世界中、誰もが愛を語れる。


素直になることの、こころをさらけ出すことの、一歩を進もうとする勇気、それで解決することもあるのだよ、と、また、自分に言い聞かせた。

英語タイトルは 'All or Nothing'  All or Nothing  をどう理解したらいいのだろ。




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- - - 発見


発見(よしもとばななや多くの著名人が発見したことを書いている)という本を読んでいるが、私も最近発見したことがある。
洋服の脱ぎ方。シャツやブラウスなどではなくて、ボタンのないもの。先に手を抜かずに、首(後頭部)から上に引っぱりあげると脱ぐとすっごく脱ぎやすい。女性がこの脱ぎ方しているのを見た事がない気がするし、今の今まで試したこともなかった。やってみると、かなり、いい。メガネなんかかけていても、すんなり脱げる。メガネをかけたまま脱げるなんて、素晴らしい。

コマゴマと毎日のことを一生懸命やっていると、上のような、ワッと思うコトを発見したり、綺麗なモノを見て心が穏やかになったり、人生の一コマ一コマがそれなりに意味をなしている。だのに、人生全体を眺めると、しょーもない。

なぜだ!?

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- - - 世にも不思議な物語の基本



ふと思い出した。

夜、田舎の幹線道路を車で走っていた。トンネルの手前の道路の真ん中に「今ここを読んでます。」って言いたげに開かれて本が一冊落ちていた。この開かれたページにの中に入っていけそうな、別の世界にでも吸い込まれそうな、マルゴヴィッチの穴のような、感じだった。


回収業者が本をばらまいたようでもなく、たったの一冊、しかも綺麗に開かれて、道路に対してまっすぐに、落ちていたというより、置かれていたと言ったほうがいいかもしれない。

こんな不自然な場面はない。

あるべきところになく、ないはずのところに、正しく置かれていることほど、おかしいことはない。そう思う自分の頭の中が固まりはじめているような気もする。

コーヒーカップが道ばたに転がっているのでない、湯気がたっているコーヒーが入ったカップがソーサーにのって、道路の真ん中に置かれている。T-シャツがグチャグチャにまるまって道路に落ちているのでない、ピシッときちんと広げられたT-シャツが道路の真ん中にベタッと置かれている。

世にも不思議な物語の世界なのだろう。





うわー、こんな自己満足、むっちゃ、すきだ。

読み返してみたら、わかりにくいところもあったけど、直すのもなんだし、、そのままにしといた。