最後の授業――心をみる人たちへ/北山 修

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北山修さんが、テレビから姿を消し、精神分析家として最後の授業でテレビに現れる。その最後の講義をまとめたもの。

心をみる人に向けての講義なので、わかりにくいところもあるし、北山修さんの言っていることが、手にとるようにわかるわけではなかった。専門家が考えて来たことを手にとるようにわかるハズもないですね。


外国のおとぎ話にカエルに変わってしまった王子と結婚すると言ったお姫さま、そのお姫さまの父が「結婚すると言ったからには、たとえ王子がカエルであろうとも、一度言ったことはまもりなさい。」と、結婚したら、王子は元の姿にもどったとさ、というような話があるそうですが、外国の話には、動物だったものが、人間にもどって、めでたしめでたし、のケースが多く、反対に日本のおとぎ話は、すまない、って思う罪悪感、潔しと思う(潔いということは、何かを切り捨てるとか、何か背後にのこっているんですよね)気持ちが残ったり、離れて終わる話が多いらしいです。

罪悪感もテーマのひとつにだったかな。本のイラスト、「鶴の恩返し」で覗き見してるところ。

日本の昔話が日本人の習性に影響している、っていうようなお話と、マスメディアに出る表のこころと裏のこころについての話だったかな。

このこころの問題はほんとによく読み返さないと、北山氏の言いたいことがわかりにくいです、つかめたような、つかめてないような。。。私って、ほんと、読解力がない。

図書館で借りると、返却期限間近になっていそいで読むし、復習できないので、いやだ。けど、買う気なし。





北山修繋がりで、コレ↓

悲しくてやりきれない、詩も曲もなかなか渋い、もともと知ってたけど、気に入っちゃいました。
あの素晴らしい・・・、美しい曲ですけど、定番ですかね。




悲しくてやりきれない  サトウハチロー/加藤和彦








あの素晴らしい愛をもう一度  北山修/加藤和彦