なんか暑いなあと思ったら5月を過ぎていました。
こんにちは。
五月病、五月蝿い、と五月という漢字は使われ方が ひどいですね。
よい気候で真夏や真冬よりいいじゃないの。
そんな事を思いながら出勤していたある朝。
なんか 走りがいまいちな通勤用軽。
なんだ?仕事行きたくないのか?
ちょっと長い登り坂に入った時 スピードが落ちたので
アクセルをジワジワと踏み込みました。
トンネルを抜けると 次は下り坂。
眩しい太陽に正面から照らされ
日焼け止めも効果がないかもしれません。
きらめく太陽、はじける汗、夏はもうすぐ。
夏なんて嫌い、だって朝からなんだか暑いもの。
そう一人言を言いながら信号で止まりました。
サングラス越しに映る散歩中の犬。
きりっとした顔のくせに舌なんか出して
情けないわね、でも可愛いわよ。
と、外を眺めていたら
右のタイヤがあるあたりから煙が出始めました。
まさか このまま燃えちゃう?
ヤバイじゃん、この煙。
なんだか熱いのこのせい?
とにかく なんとかしなくちゃ。
熱いのに ザーッと冷えていく体に感じる嫌な感じ。
これが冷や汗。とまだ少し余裕でいる自分。
いつも通る細い道ではなく スーパーがある広い通りを猛スピードで走り 職員駐車場に到着。
はあ~無事着いた。と車から降りたら
右前のホイルが焼肉できるくらい熱く臭く、煙が・・・・・・。
ちょっと待てよ、私の軽の周りは
ハイブリッドな車ばかりで お値段もなかなかよろしい車ばかり。
もし今 火が出たら。
爆発炎上する車を想像し 頭の中で計算をしてみる。
ヤバイよヤバイ。
ホンダに電話して来てもらってるうちに
軽く10台は燃えるだろう。
確か近くに修理工場があったはず。
電話番号を調べ 状況を説明したら
あ~ん、そりゃブレーキの なんとかがくっついて焼けて なんとかかんとかで~。と
なかなかのんびりしている。
だからその のんびりタイムに バァーンバァーンなったらどうすんのよ。
と ちょっとだけイライラしていたら
すぐに若い兄ちゃんが見に来て、大丈夫だろう~近いし~。しかし、焼けてるね~と乗って行きました。
煙の向こうに見える情熱の赤紫の軽。
まるで蜃気楼。
車から離れた体は 血圧の降下と共に少し肌寒く感じてきました。
それから数日後 請求書とともにピカピカにみがかれた相棒は帰ってきました。
しかし、あれから怖くて 遠くに行くときは
違う車ででかけています。
少し汗ばむ陽気。
スリリングな事があったそんな日は
ちょいとムスクが懐かしい。