10月半ばの週末は完全にフリーになることが分かり、僕は若干そわそわしていた。
釣りに行けるのではないか。
天気予報を見比べて、21日よりも22日の方が風が弱く、釣りには良いと判断した。
阿寒湖畔で入漁券を買い、川に降りたのは12時ころだった。
水量が多いという話だったので、沈める釣りになるだろうと思い、パワーのあるScottのG2を用意して川に出たのだが、水量は大したことがなかった。
これならグラスマスターで良かったかなと思いつつ、今更引き返すのは面倒なのでG2でやることにした。
リーダーはティムコのフェザーライト4X9.5ft。もう何年か前に買ったリーダーだが、未使用のものが残っていたので、使うことにした。リーダーが細いとドラグ回避が楽なので、ドライフライでマッチ・ザ・ハッチをやる時のために買っていたのだが、数年前に廃盤になってしまった。
ティペットは4Xを3ftほど継ぎ足した。
フライは、もうしばらく巻いていないので、自分のボックスに何が入っているのかよく分かっていなかったのだが、PSNがあったのでそれをフリーノットで結んだ。
シンカーは軽めにしてインディケーターを付けて釣り上がった。
流れのど真ん中を流したくなるが、この時期では魚は流れが緩いところにいるはずなので、流心の脇を狙ってみた。
水量は落ち着いていて、むしろ少な目。
やっぱりこの釣り方ならグラスマスターでよかったなぁと思いつつも、そのまま釣り上がる。
1匹かわいらしいのが釣れてきた。
魚体に触れることなく、リリース。
次はドライフライで釣りたいのだが、ライズはないし飛んでいる虫はとても小さい。
ライズがあれば繊細系のフライでねらってやるのだが、とりあえずCDCフラップカディスでさぐってみるのだが、まったく反応なし。
もう少し暖かいとだいぶ違うのだが。
フライをPSNに戻し、川を下った。
ちょっとインディケーターから目を離したすきに、魚が掛かった。
向こう合わせで掛かった感じ。
50cmくらいのニジマスだった。
写真を撮るのが面倒だったので、そのままリリース。
しばらく僕の横で休んでいた。
寒くなる前に帰ることにした。
半日で、ドライフライでは釣れなかったけど
久しぶりに釣りに来られて満足だった。