渚滑川は増水しているものの、釣りはできそうとの情報を得て
今年初の渚滑川釣行をしてみた。

木々は青々とし青空が広がっている。
風は温かく、蝉の鳴き声を運んでくれる。
川へ向かってトコトコ歩いていく時に、幸せだなぁって思った。

毎年のことだが、増水していて川を渡ることは不可能。
そして、水温もまだ低い。
森は準備が出来ていても、川の準備にはもう少し時間が掛かりそう。

でも、ドライに出るかなと思い、8番くらいのドライを投げてみるが
なんだか、釣れそうな感じがしない。
早々とウェットフライに切り替えた。

ドロッパーに田代法之さんの黒いスイミングストリーマーを結び
リードには・・・水の色がエメラルドグリーンだったので
色が近いピーコッククィーンを結んだ。

流れの強いところに流しこんでみたが
実際に、魚が釣れたのは、少し流れが弱まったところだった。
マラブーで巻いたスイミングストリーマーを咥えたヤツ。
マラブーの柔らかさが、魚を誘い出してくれたのだろう。
やはり、柔らかいマテリアルは、流れが緩いところに効く。

$仕事サボってフライフィッシング三昧-にじ1


ライズは全く見られない。
魚は底に着いているのではと思い、巨大なニンフを結んだ。

備前貢さんに教わったカジュアル・ドレスというフライだ。
ウエイトをがっつり巻き込み、オポッサムの毛で巻いてある。
オリジナルは、Polly Rosborough(ポリー・ロスボロー)という人。
ちょっと前にフライフィッシャー誌に載っていた人だ。

さらにショットを付けて、アウトリガーで足元の深場を狙う。
幅広く探ることはできないが、深いところをピンポイントで狙うことができる。
フライが川底に触れる感触を感じるところまで、沈めた方がいいのだが
増水のせいでフライが底まで沈みきらないようだ。

カジュアル・ドレスを食ってきたのは40cm台のヤツだったが
取り込み寸前でバレてしまった。
でも、足元まで寄せたので釣り上げたことにし、気分が良いまま昼休み。

昼からはアウトリガーで釣り上がるが、増水のせいでいまいちポイントが絞りきれない。
川を渡れないので、良いところまで釣り上がったら、ウェットに切り替え釣り下った。

ここでも、スイミングストリーマーがやってくれた。

仕事サボってフライフィッシング三昧-ニジ2


これから水量が落ち着いてくれば、ドライでも楽しめるはず。
待ちに待ったシーズン・インです