金曜日に仕事から帰る時、とても憂鬱だった。

仕事が全部終わらなかった。

持ち帰り残業というヤツ。

早く片付けてしまわないと釣りにいけないじゃないか。


土曜日に札幌へ行った。

どうしても土曜日でなければならない用事があった。

自宅へ戻った時は、10時半を過ぎていた。


早く寝たほうが良いのは分かっていたけれど

ちょっどだけフライを巻くことにした。

テムズでマテリアルを買ってきたので

ちょっと巻くことにした。


早寝早起きし、仕事を終わらせてから釣りに行こうか

なんて考えながら、フライを巻き終わったのが

午前3時だった。


早起きなんてできるわけがない。

8時に目が覚めたが

「ああ、仕事しなきゃ」とは思うものの

向かったのはパソコンではなく、タイイングデスク。


「ああ、仕事しなきゃ」と思っても

僕の両手は水面下に狙いをつけたフライを量産し続けた。


買ってきたフックをバーブレスにした。

フォーセップでバーブをつぶすが

つぶれたというより、折れてバーブの一部が残ってしまう。

そこを、ルーターで削る。


バーブ
左からバーブあり、バーブを折ったもの、ルーターで削ったもの


魚へのダメージもあるし、あわせたときにゲイプまで針が刺さらず

バレてしまう可能性もある。

ちょっと面倒だけど、25本全部削る。


ニンフを巻きまくる。

黒いフライたち
ウーリーとプリンス。プリンスはピーコックでなくシェニールで巻いた。

メルティファイバーのニンフたち
メルティファイバーの“とろける感”が好きだ。


ズールー
古いウェットフライらしい“ズールー”
オリジナルではテールはウールだが、サーモウェッブで代用した。


ちらかったタイイングデスク
すっかりちらかったデスク。

ウェット用のフックにピーコッククイーンを巻き続けた。

ウイングの留め方はだいぶ美味くなった。

それでもよく見るとちょっと怪しい。

昔巻いたやつはウイングがねじれて留まっていたので

ボックスからは出しておいた。

これだけあれば、しばらくは大丈夫だろう。


ピーコッククイーン
去年よりも上手く巻けるようになった。
でも、まだまだ練習しなきゃな。

釣りに行かないと、

休日って結構時間があるものなんだなぁ。


ここまで来てまだ仕事を片付けてないことに気付く。


なんか、もうね。


頑張ります。