この釣行は失敗だった。


この日は、幸い仕事が早く終わる日だ。

こんな日は年に1回あるかないか。

イブニングの渚滑川を目指し、車を走らせた。


渚滑川に着き、いくつかのポイントを見て回るものの

どこにも車が入っていた。

この時点で、残り時間を気にしてかなり焦ってしまった。


川に入るが、焦っているためどのフライを使うべきか

余裕を持って考えることが出来なかった。


とりあえず、沈めてみるが反応なし。

やはりイブニングに賭けるしかない。


プールの横でストーキングして、

フライをカディスアダルトにして、ドライディップに浸けた。


日が沈んでくると、ヒゲナガの遡上飛行が始まった。

でも、ライズはない。


しばらく待っていると、ライズがぽつりぽつりと出るようになった。

そのうちの1つを狙ってカディスアダルトを投げると

吸い込まれるように、フライが消えた。


かなり元気が良い魚が掛かった。

何度もジャンプを繰り返し

相当きつくドラグを締めてあるエヴォリューションから

ラインを引き出した。


落ち着いてやれば、ランディングできるはずだった。

でも、①流れに逆らうようにネットに入れようとして

激しく抵抗された。


さらに、②ヘッドシェイクしているのに強引に引き寄せようとしたために

フッとロッドが軽くなった。


早くランディングして別のライズを狙おうという考えが頭の中にあり

最後の締めが雑になってしまった。


がっくりくるが、気を取り直して次のライズを狙う。

ここで、③ライズはヒゲナガではなく

もう少し小さなカディスを狙っているのでは?

と気付くべきだった


フライはテントウイングのカディスを選んだ。

かなり大きなフライだ。

ここでは、サイズを下げたフライを使うべきだった。


大きなテントウイングカディスは完璧に無視された。

それでも僕は間違いに気付かずに、テントウイングを投げ続けた。

ボックスには田代さんのフラップカディスや

イマージェント・スパークル・ピューパが入っていたのにも関わらず。


結局、ライズも取れず、さらに大きなミスをしてしまった。

引き上げるのが少し遅くなってしまい

かなり暗い中をウェーディングして

戻る羽目になってしまった


一応、ライトは持っているが、暗い中河を歩くのは危険だ。

足元に気をつけながら、なんとか帰ることが出来た。


せっかく、急いでやって来たのに

1匹もキャッチできなかったのが悔しかった。

①~④のミスも、また悔しかった。

冷静でいれば、全て回避できたミスだった。


「まぁ、この次に活かそう、良い経験をした」と自分を納得させ

帰路に着いた。


ホント、今回はへこみました。