入院6日目 不安な夜 | 三女は卵黄嚢ガン闘病~寛解。パパは走り続け、親父の背中を見せる!

三女は卵黄嚢ガン闘病~寛解。パパは走り続け、親父の背中を見せる!

フライフィッシングとウルトラマラソンにハマったパパの娘が、2015年11月に卵黄嚢腫瘍と診断、闘病を経て2016年4月に寛解。ガンと闘いながら走り続ける我が家の話。少しでもどなたかのお役に立てれば。

長女に説明した翌朝
嫁さんと3人で目を腫らした状態で朝ご飯を食べました。

二女に悟られないよう、3人で目配せをしながら一日の動きを確認。

私が病気発覚後、初の出勤のため夕方から夜の動きを確認します。
どうしても大切な会議があり出勤が必要な日。
夕方以降は長女と二女の二人になってしまうため
嫁さんと入念に動きを確認しました。


三女は頭部MRI、胸CT、心電図検査で一日がかり。
傷の痛みもあり移動はストレッチャー、トイレは車いすの状態。

それでも少しずつ食欲は出てきたようで
パパの仕事帰りに大好物のクリスピークリームドーナツと
チョコレートを買ってこいとの指令。

大切な会議も無事終了し、定時で退散。
横浜でドーナツを購入、病院の最寄駅にあるお菓子のまちおかでチョコを購入。

タクシーで病院に向かいます。


到着した時は起きていて、ドーナツも喜んでいましたが
夕食のハンバーグを3口、ごはんを2口食べただけで横になってしまい
すぐに眠ってしまいました。

ドーナツとチョコは別の日に食べるとのこと。

熱は39度近くあり、検査の疲れもあったようです。
20時30分ころには退散しました。


二女が手紙を書いていたのは知っていましたが自宅では見せてくれませんでした。
本当はだめだと思いましたが、三女の枕元に置いてあった手紙をのぞき見。

すると
「○○(三女の名前)が家にいないからさみしい」
「一人だし、家にいても意味がない」
「つまらない」
といったことが書いてありました。

二女にも相当のストレスがかかっています。
病室で一人号泣でした。

その手紙を読んだ本人は日中嫁さんに「3年生までには家に帰れる?」と
聞いたらしく答えに詰まったと言っていました。


転移の確認のための検査は明日で終了。
頭部、腹部のMRI、胸CTが終了し
骨の検査を残すのみです。

帰宅後、みんなが寝静まってから夫婦で話しました。
ネットで検索する限りでは
転移の可能性も高いこと。
遠隔転移といって、卵巣以外の臓器、とくに縦隔への転移だと
予後が悪いこと。
脳や肺、骨への転移も可能性があること。

調べれば調べるほど不安でした。

腫瘍の大きさから、もしかしたら全身に転移しているかもしれない
明日の診断がとても怖く、とても不安でした。


結婚して娘たちが生まれ、3姉妹に囲まれてきた生活
最悪の結果を想定したとき、家族がそのまま踏んばっていけるのか
家族を支えていけるのかと。

病気が発覚して6日目
とても不安な夜となり、ベッドに入ってからも
こみ上げるものがあり、しばらく涙が止まりませんでした。


毎朝、起きるたびに夢であってほしいと思いますが
これが現実です。



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