ゴールに向かいます。
坂道はほとんど歩き。
彼女のペースに合わせて進みます。
人のペースに合わせるって結構体力使いますね。
でも伴走している自分は余裕を見せないと。
残り10キロ地点
彼女はもう内蔵をやられて走れない状態。
12時間代のゴールが見えることを伝え
なんとか奮い立たせる。
少し走ると
ごめん、ちょっと休んでいい?と。
声も弱々しくなってきた。
最後のエイドを過ぎ登りへ。
途中で買った水のペットボトルも重くて
持てないくらいの状態。
キツイよね。
頑張ろう!と声をかけるも
12時間代は厳しくなってくる。
昨年の俺の記録
13時間05分よりは早くゴールしたい事を伝えると、先に行っていいよと。
でもここまできたら絶対に一緒にゴールしたい。
仕事の話とかで気を紛らわせ
歩き続ける。
登りが終了。
ここからは下るだけ。
でも走れない。
少しずつゆっくり走る。
ゴールテープを切る瞬間にどんなポーズしようか、とか
スタジアムが近づいてゴールの音も聞こえて
気分は最高潮、のはず。
でも彼女は苦しそう。
後ろを向きながら走り
いよいよ花道へ。
先にゴールしたランナーや応援の人たちとハイタッチをしながら花道。
お疲れ~と言われるなか
彼女の足は止まる。
でも俺と目が合い
少しずつ走る。
最後のカーブで名前を呼ばれ
いよいよゴール!
二人で手をつなぎ
人差し指を掲げてゴール!!!
長く短い100キロでした。