管理釣り場元管理人の管理釣り場四方山話① | 蜂坊主のブログ Bee's Fishing Craft

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ルアー・フライの釣りがメインのブログでしたが
諸事情により殆ど竿を置いたアングラーです。
木工アクセサリーや木工雑貨の製作記事などを最近は、アップしています。

管理釣り場の元管理人ならではの

管理釣り場四方山話シリーズを

ブログアップして行こうと思います。

PhotoshopとIllustraterが

インストールしてあるOSがXPの古いPCが

先日立ち上げようとしたら死んでいましたので

文章メインに成ってしまいます。


さてと第一回目の話題は、何にしようか?

管理人をやっていた時に良く聞かれた事を題材にしてみようと思います。

一番良く聞かれたのは放流は、いつですか?なのですが…

これについての四方山話は、またの機会にして

一番良い時期っていつなんですか?と聞かれる方がかなりいらっしゃいましたので


『管理釣り場の一番良い時期』

この話題から始めましょうルンルン


管理釣り場の営業期間は

通年営業をされている釣り場も有りますが

殆どの釣り場は、夏期休業していて

10月から本格的に営業を再開している釣り場が多いです。


では、管理釣り場の一番良い時期は?

放流が入ると釣れるのは何故でしょうか?

フレッシュな魚だからが

一番の要因でしょうね!

では、フレッシュな魚とは?

・ルアー・フライ(疑似餌)を見ていない

・体力が有る(餌を求めて泳ぎまわる)

大まかに言うとこの二点でしょうか?


では、一番良い時期は?

新しい魚が入ってのオープン日?

疑似餌を見ていない魚ばかりですが

10月当初の水温は、トラウトにとって快適な水温でしょうか?

まだまだ水温が高い時期で元気に1日中泳ぎまわるには辛い季節です。

釣り開始早々は良くても

陽が登って水温が高くなると

活性が悪く成りやすいですね!



では、水温が落ち着いてくる秋口は?

湖や河川フィールドが9月後半から禁漁になるのは何故でしょうか?

産卵行動を控えた魚を保護する為です。


では、管理釣り場の魚は産卵行動はしないのでしょうか?

養魚期間が短いまだ大人(成熟)していない

小さな魚は産卵行動を取りませんが

個体差がありますが、30cmほどと

ある程度な大きさになると

秋口から初冬に掛けて産卵行動を取り始めます。

本来、管理釣り場のメインターゲットの虹鱒は春が産卵時期なのですが

日本での養殖に都合が良い様に秋から冬に掛けて産卵する様になっています。

3月過ぎに抱卵した魚が釣れるのは

元々のDNAが春に産卵行動を迎えるからなんです。


釣り人の性分で

やはり少しでも大きな魚を釣りたい

小さな魚ばかりだと物足りないから

そんな釣り場には行かない…



ちょっと話がそれてしまいましたが

まあ、そんなこんなで産卵モード前の
あら食いと言われる時期(期間は短いです)は良いですが引き味(魚の体力)は、どうでしょう?

重いだけで引かない

そんな魚が多いです。

数釣りは一時期出来ても一番良い時期とは言えないのではないでしょうか?


では、管理釣り場真っ盛りのシーズンと言われている真冬は?

秋口から初冬に産卵行動を終えた個体は

その生涯をまっとうした者(大きな個体ほど死んでしまいます)と

産卵行動で消耗した体力を回復する為に

水温の低いボトム付近でじっとしている個体とに別れます。

産卵行動を取らなかった放流された個体は

ボトムにはあまり行かずに

表層から中層に定位しやすく成ります。

冬に棚がバラける理由の1つです。

ボトムに定位して休んでいる(動けまわれる様になるまで体力を維持している)個体を

ボトムバンプ(棚をとりやすい)で反射食いを狙って釣る

冬はボトム

確かに棚取りしやすいから

結果が出やすいでしょうが

休眠モードのボトムの魚のコンディションは?

痩せ細った体力の無い魚ではね!

確かに表層水温がかなり低くなると

産卵をしていない魚も休眠モードに入り

ボトムに行きますが体力バッチリとは言え無いですよね!


では、春は?

産卵モードから死なずに

体力を回復した魚が動き出す時期ですが

日中の日射しで温められた土中の水も動く時期に成ります。

あまり知られていませんがポンドの水質が新しい水が流入して変化して行く水替わりと言われる現象が起こります。

春先の昼夜の気温差

水替わりの水質の変化

こういった理由で魚の棚と活性が目まぐるしく変わりやすいのが春先の特徴です。

トップで有る時間帯に爆釣したとか

1日中通して釣れるとは言えない時期に成ります。


では、いつが良いの?と

ここまでお付き合いして頂いた方は疑問に思っているでしょうね!

魚のコンディションが良い

管理釣り場で釣りの一番良い時期とは?

しっかりとした体力が有り

環境(水質・水温・酸素量・etc.)が良い時期

それは日中と夜中との温度差が少なく

水温が安定していて餌が豊富にあり

魚が活発に動いている時期です!

放流魚よりも既存の魚の方が多いのが管理釣り場です。

既存の魚が盛んに釣れる時期

それは、管理釣り場に人が居なくなる

春から初夏まで(太陽がギラギラではなく曇り空や雨の日)が一番プレッシャーもなく

魚も盛んに補食行動を取る時期だと思っています。

実際に盛期ほど放流しなくても釣果がかなり出ます。

とはいえ魚が補食行動を取る棚に疑似餌を通さないと釣れませんが…


裏を返せば

20cm前後の成熟前の個体を

毎日大量放流している釣り場なら

よっぽど水温が低下してなかったり

水質が悪く成っていなければ

管理釣り場のシーズン中ならいつでも…

そんな釣り場が有ったらパラダイスです。


長文にお付き合い頂きありがとうございました。

管理釣り場四方山話②

次は有るのかな?(笑)


大型鱒の三倍体の話しは、リクエストが多ければ…


では、またね(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪