クラシックギターを趣味にしている時は、右手の爪を長く伸ばしていましたが、今、クラシックギターから離れて、右手を使った様々な用事をすることを優先しているので、あえて、当分の間は右手の爪を短くしております。


私の日常生活は、右利きでもあり、日常的に右手を使った多くの作業がございます。爪を長く伸ばしていると、不便なことが一杯あります。そして、それがために、日常的な物事が出来ずに、おざなりになってしまうことが、多々ありました。


最近は、右手が普通の状態に戻って、スイスイ、サクサクと色々な用事が手際よくはかどって行きます。


あちらを立てれば、こちらが立たず、こちらを立てれば、あちらが立たず、というギッタンバッタンの人生ではありますが、それも人生、これも人生なのであります。


人生の本当の充実というのは、そういう葛藤の中にあるものなんです。


二兎を追う者は一兎も得ず、という諺(ことわざ)がありますが、一兎も得ざれば、己を知って一鶏を追えばよいのです。気持ちの切り替えが大事なのです。


人の才能は千差万別でございます。人の優れた所は、中々わかりません。だけど、一生懸命に無我夢中で本能的に動いて動いて行けば、やがて分かるものです。


そういう時に、やがて憑(つ)き物が取れると言いますか、目からウロコが落ちると言いますか、はたまた瓢箪から隠(かく)れていた駒が出てきて幸運を手にすることが出来るのですよ。


つまりね、過去にクラシックギターという道で苦しみあぐねた日々があったから、別の色々な場面や問題で悩んでぶつかっても、それをアレやコレやの知恵や工夫をしぼって、余裕で見事に乗り越えることが出来るということなんですよ。


日常生活も人生も社会も、そういうものなんです。一見して見えない(=出来ない)ものでも、努力や創意工夫を惜しまなければ、やがて見えるように(=出来るように)なるんです。