今日はコーヒータイム。


少しずつではあるけれど、私は今、「フェステ・ラリアーネ」というクラシックギター音楽を練習しつつある。


この曲は、ルイジ・モッツァーニというイタリア🇮🇹の作曲家(1869-1943)の作品らしい。

和音ベースの主題曲(テーマ)が最初にあって、次にそのアルペジオの変奏曲が続いて、最後に、そのトレモロの変奏曲で終わる、という一風変わった構成となっている。


ある音楽専門家によると、モッツァーニ氏が若い頃にアメリカへ渡米した時、楽譜店で見つけた曲らしい。そのオリジナルの楽譜は、どうやら南米系の作曲家が書いたらしく、主題曲だけの楽譜だったようだ。


モッツァーニ氏は、その原曲の楽譜をヨーロッパに持ち帰って、変奏曲を付け足して、色々と手を加えて編曲した作品をタイトルも変えて発表したらしいとのこと。


このあたりは、何かしら、滝廉太郎の「荒城の月」を、後に作曲家の山田耕筰氏が、欧米に日本の歌曲を紹介するために、色々と手を加えて編曲して発表した経緯とよく似ているように感じられる。


ともあれ、この「フェステ・ラリアーネ」(ラリアーネ祭)という曲は、主題部(和音)と変奏1(アルペジオ)と変奏2(トレモロ)の、3部に分かれていて、いずれも曲調は同じで、イ短調→途中ハ長調に転調→再びイ短調で、主題の旋律は、簡単で覚えやすい曲ではあるが、変奏部がアルペジオがあったり、トレモロがあったりと、変化に富んでいて、変奏部がちょっと難関だなという気がしている。


私も主題の和声の旋律は簡単に覚えたが、さて、次の変奏部をどう攻略したらよいかと、思案に暮れている。


二年前に「愛のロマンス」に挑戦した時のような高揚感が、再びこの「フェステ・ラリアーネ」に感じているが、なぜなのだろうか。

不思議だ。


たぶん、変奏部で沈没船になるかも知れないが、その時は、どこかの先生に「助けてくれ」とお願いに行くかも。よろしく。