「病気にならないで長く生きる方法がある」
誰も病気になりたくてなっているのではないでしょうが、病気にならないで済むならそれに越したことはないと思っています。
昨日紹介した安保先生の切り口は、自律神経でした。自律神経の交感神経への過度の刺激が病気の原因だとの説です。
そして今日ご紹介する新谷先生は、「健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない」というところから話を始めています。逆から言えば、胃腸を美しくすることが健康に繋がるという考え方です。それでは胃腸の美しさとは何か、そしてその胃腸を美しくしておく方法は何か?つまり、それがわかれば、それを実践することで「病気にならないで長生きできる」というわけです。
「長生き」ということに関してはいろいろな考えがおありでしょう。今や日本は世界に名だたる長寿国ですから、へたすると70代で亡くなっても短命といわれる時代です。一昔前なら70代まで生きれば十分ご長寿だったはずです。
また、寿命という考え方からすれば、それは人それぞれであって、長く生きることに価値を見出すのかという議論にもなってきます。そして「長く」の解釈が人によっては、100歳まで生きることだったり、70歳で十分と考えられたり、もちろん違ってきます。
それではどうすれば、健康で長生きできるのでしょうか。
「ミラクル・エンザイムを消耗しない生活」
これが新谷先生の結論です。ひみつのあっこちゃんのような呪文が出てきました。エンザイムというのは、酵素のことで、「人間の生命活動を担っている五千種以上の『ボディー・エンザイム』(体内酵素)の原型となるエンザイム(酵素)」に新谷先生が勝手に名前を付けたものです。だから、ひみつのあっこちゃんの呪文とたいして変わりはない?
エンザイムというのは聞きなれませんが、酵素というのはよく耳にします。消化酵素のジアスターゼなんていうのは、ダイコンに入っているので、天ぷらに大根おろしにつけて食べると消化しやすい、なんて言いますね。
エンザイム(酵素)というのは、「生物の細胞内で作られるタンパク質性の触媒の総称」で、植物でも動物でも生命のあるところには、必ず存在するのだそうです。
そしてそのエンザイム(酵素)の役割はといえば、「物質の合成、分解、輸送、排出、解毒、エネルギー供給など、生命を維持するために必要な活動にはすべて関与しています。」
生命を維持するためにはエンザイム(酵素)が不可欠であることはわかりました。人間の体の中では、それでは日夜五千種類以上のエンザイム(酵素)を作りつづけているのでしょうか。五千種類ものエンザイムが必要なわけは、ひとつのエンザイム(酵素)がひとつの働きしかしないことからきます。つまりいくつもの仕事を一遍にこなせないのです。
唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素は炭水化物だけに反応します。ですから、炭水化物の消化は助けるけれど、タンパク質や脂肪には別の消化酵素があたらなければなりません。
どうも五千種類以上のエンザイムは、常に一定量が体のどこかに存在して、必要とされる時に活躍する、というものではないようです。必要とされるときに必要なだけ作られる、と考えたほうがいいでしょう。
しかし、どうやってそれぞれの細胞の中でエンザイムが生成されるのかといったメカニズムは解明されていないのだそうです。
新谷先生の名付けた『ミラクル・エンザイム』というのは、「必要に応じて特定のエンザイムに作り替えられる以前の、どのようなエンザイムにもなれる可能性をもった原型となるエンザイムです。」
最近話題の「iPS細胞」(人工多能性幹細胞)みたいですね。
原型エンザイム、いわゆる『ミラクル・エンザイム』が存在するということは、先に原型エンザイムが作られて、それが必要に応じて作り替えられ、必要な場所で使われるということです。
しかし、これはまだ仮定に過ぎません。「生物が一生のあいだに作ることができるエンザイムの総量は決まっている。」という説もあるそうです。
その一定量の「潜在酵素」を使い切ったときが、その生命の寿命が尽きる時なのだそうです。
だから、「エンザイムを消費しない生活」が健康で長生きの秘訣ということになるのです。
これって、骨量や骨密度の話とどこか似ていませんか。骨量や骨密度を増やすのは、だいたい20歳までしかできないことで、その後は、その骨量をいかに維持していくか。
まだフライバーやポゴスティックはでてきませんが、ちゃんと出てきますのでお楽しみに。
つづく。



