修復は、ただ直せばOKという訳ではない。ちゃんと、「耐空性(=飛んでも耐えうる性能を有している)」があって、それを監督官庁である国土交通省からの承認が下りないと飛べないのだ。
実際にはグライダーの場合、国土交通大臣からに任命された民間人の「耐空検査員」が耐空証明を出すことによって証明してくれる。もちろん、有資格整備士(2等航空整備士)が、作業確認をした上で耐空検査員の耐空検査となるのだが・・・・
この耐空検査までが長い道のりだ…
まず、
● これまでの整備記録のチェック
● 航空日誌、耐空証明書などの必要書類の確認
実機調査の結果から
● 耐空検査前修理作業計画書
(誰が、どんな材料で、どのように、何に従って修理するか?を計画して耐空検査員に提出。)
クラブの整備教官と担当耐空検査員にも一度来てもらって、修理方法を検討しよう。
するにしても、もう1度格納庫へ行って、掃除と実機がよく確認できるように作業場の確保。
あと、それまでに作業計画書のドラフトをこれから作る。そろそろ入梅なので、その間に書類作業をできるだけ進めておこう。
