サッカーの育成現場で指導者から選手へよく聞く言葉です。
闘争心とは?
『闘おうとする強い意志のこと勝負に勝つことに対して非常に強い意欲を持つ精神のこと相手に負けたくないと強く思う気持ちのこと』
責任感とは?
『自分の仕事・行為についての責任を重んずる気持のこと』
辞書などで調べると上記のようなことが意味として書いてあります。
そしてサッカーでは強い気持ちを出せるチーム、責任感を持ったチームの勝率が高いこと個人的には感じています。
そして何より小学生年代に闘争心と責任感の意味を理解することが重要だと捉えています。
何故ならサッカー人生を高いレベルで楽しむためには早期に様々な経験をすることが大切であり、高いレベルでは基本的に持ち合わせなくてはならない気持ちの部分だと思います。
多くの指導者または代表クラスの監督が『最後は気持ち!』って言いますしね(笑
それもどうかと思いますが・・・今回は、闘争心と責任感について考えてみます。
闘争心を引き出すには?~
強い気持ちをもって行け!や強い気持ち!強い気持ち!などを連呼してピッチ外から声をかけてプレーが変わるならそんな楽なことはないですよね。
この部分を変えるのにおそらく多くの指導者が苦悩しているのではないでしょうか?
『強い気持ちを持ちなさい』その単調な言葉が逆効果になりプレー前に失敗を想像させてしまい闘争心を奪い責任感がないプレーを誘導しているケースも多く育成現場では見ることがあります。
では、どうすれば闘争心を持てるような選手になるのか?責任感同様に全てはゲーム、トレーニング、生活習慣にて改善して行くしかないのです。

公式戦、練習試合の中では?
ゲームでは闘争心、強い気持ちに値するプレーを解りやすいゲーム現象の中で褒めることを徹底する。小学生年代では褒められることが最重要であり、チームメイトが褒められるのを見て自分も勇気を出してプレーをしてみようというやる気スイッチを押すことに繋がると思うのです。
とにかくゲーム中は褒めることを徹底すること、もしくはプレーの答えを引き出すような指導者としてのテクニックが要求されるのではないでしょうか?
普段のトレーニングの中では?
トレーニングの中では少しネガティブに勝ち負けが個人として感じるメニュー設定にすることも重要です。悔しさを引き出し時にネガティブなままトレーニングを終えることも大切と捉えています。
ただ選手がネガティブな状態でトレーニングを終えた場合に重要なのは、指導者に対して悔しい気持ちや見返してやる!という気持ちを誘導することです。間違ってもチームメイトへネガティブな気持ちが向かないようにしたいですね。
選手達には、逆にフォローさせることでチームの一体感を出すことで勇気が湧き闘争心を引き出すキッカケになるかもしれません。
トレーニングでは失敗を繰り返し積極的にプレーすることだけを考えさせることで少しずつ自分の成功の形が見えてきます。自分の良いプレーやメンタル状況などを理解することで公式戦でも同じ積極性でプレーをすることが出来き闘争心は出るようになります。

生活習慣の中での目標設定が闘争心を養える
生活の中では目標設定をさせることです。
それは大きな目標設定ではなく、努力すれば必ず超えれる目標設定です。
一つクリアーしたらまた新たに超えれる設定をすることを繰り返し、自信を深めることが重要だと思います。
時に闘争心が出ない原因の一つには集中力の欠如から強い気持ちが出せなかったり逆に恐怖心を抱いてしまったりするのだと思います。
それは時に保護者の応援ではなく大きな期待からも集中力の欠如に繋がっていると感じます。近年では小学生年代でゲームに集中出来ず保護者を気にしながらサッカーをしている選手を多く見受けられます。
だからこそ自分自身で短期間の目標を決めたら達成するためにひたすら努力をするしかないのです。そして努力を継続する力がついてくれば自然と闘争心を積み上げているのではないでしょうか?闘争心の欠如は、指導者、保護者、選手の小さな意識の差で生まれていると思います。
一番ダメなのはやる気がないのに闘争心だけはある・・・です(笑
責任感とは?
選手達は責任感は全員が持っていると思うのです。
それは責任感のないプレーをしたと指導者が感じた際に聞くと
自分のミスはある程度正確に把握しています。
となるとそれでも責任感のないプレーを目にしますが、その多くが恐怖心からきているのではないでしょうか?仲間や他人の悪い結果を見たり自分が失敗するかもしれないと想像が先に見えたときに人は恐怖を感じ責任から逃れようとすることは理解できます。
改善するためにはやはりトレーニングの中で変えるしかないのです。トレーニングに真剣に取り組むという態度には責任を負うということも含まれています。
では、それをトレーニングでどのようにするか?は責任感のないプレーをした際のフリーズでプレーを巻き戻す作業を繰り返すことだと思います。
この場合に注意すべき点はフリーズをする回数の見極めが重要となります。
フリーズが多いと出来ている選手にとってはストレスになる場合もあるからです。しかし責任感のないプレーをした場合にフリーズしてプレーシーンを戻して良いプレーが出るところまで何度でも同じシーンを繰り返すことで指導者の求めるプレーシーンを理解させ役割に責任を持たせることが重要だと思います。
また良い時と悪い時のプレーの違いも指導者が実践的にデモンストレーションを見せることがより小学生年代にとっては効果的です。
責任とアイディアの関係性は
実際に指導の現場で一人の選手に責任の追及が出来てくると自然とたくさんのアイディアが出てくるようになりました。アイディアが出てくることで失敗を前向きに捉えることが出来るようになり、失敗しても次、またダメでもまた次とアイディアを出すことで諦めない良いプレーが多く見受けられるようになった例もあります。その時には大袈裟に褒めてあげて下さい、更に良くなります。
役割を持たせる効果
そして良くなってきたときに選手に具体的な役割を渡すことも効果的です。役割を任されたことで自覚が芽生え責任感を強く持つようになるでしょう。
闘争心を持たせるにしろ責任感を理解させるにしろ、着実に1歩ずつ進むしかないのです。
そして指導者も保護者も様々なタイミングで役割があり見極める必要があります。日本は褒める習慣があまりない国でもあるため特にこの小学生年代に置いては指導者も保護者も最大限褒めることが役割だと思います。
選手にも役割はありますが指導者にも保護者にも選手を伸ばす上での役割の見極めが大切なのかもしれませんね。
指導者も保護者も選手に対して漠然と経験値や気分だけで話すのではなく、指導側にも明確な短期の目標設定が必要だと思います。
スポーツの世界にショートカットはないのです。
Step by Step!!
