上海の物価 | 上海で暮らしてみた

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2年目駐在員のささいな日常ブログ

物価って安いの?ってよく聞かれますが、答えは非常にむずかしい。

わかりやすい例をあげると、交通費はとても安い。
地下鉄の初乗りは2元(30円)で、かなり遠くまで行ってもせいぜい6~8元くらい。
タクシーは初乗り14元(210円)で、1時間くらい乗っていても日本円で3,000円くらいにしかならない。
いつか日本に帰任したときに、タクシーに気軽に乗れない生活に順応できるか、、、今から心配だ(?)

逆に、日本製品や日本食材は輸入品なので当然日本より高いです。

交通費などは「高い」「安い」の比較が楽ですが、食べ物や日用品などはピンキリなので何ともいえません。
それは日本でも同じと思いますが、中国の場合には、更に「ニセモノ」という変動要素が加わります。

「牛肉」と書いてあっても100%牛肉とは限りません。
(日本でもミートホープ事件ってあったな。。。)
DVDなども、1枚20元(300円)くらいの海賊版を買うのが普通なので価格比較はしようがない。
ビールなどのお酒も安いですが、飲食店で出されるビールはニセモノ話がつきものです。


ここはスーパーの肉売場。

上段はオーストラリア産ビーフで、中段は国産牛。
日本と逆で輸入牛肉の方が圧倒的に高い!

ここは家の近くの野菜売場。

買おうとしたら上海語でなんか言われて全く理解できず。
ダメダコリャ(´д`;)

生活用品は東京と比較して総じて安いですが、こちらでは食の安全は金で買うものですし、皆で食事する際に割りカンが少ないのも意外とバカになりません。

日本では中国の格差社会について、よく沿岸部と内陸部を比較しますが、上海市内でも1食1,000元の食事をする人もいれば、1ヶ月の食費が1,000元の人もいます。
それぞれの収入に見合った生活を送る環境があってバランスが保たれている感じでしょうか。
よく、「世界の都市別生活費ランキング」などという記事をみますが、
平均で語れない場所をランク付けしても、何にも活用できないと思うけど。

最近、駐在員同士で食事するとよく為替の話になります。
給与は日本円でもらっている人が多いので、1元=12円の頃に比べて1元=16円の現在ではそれだけで給料が2割減ったという感覚です。
(1万円を両替すると、以前なら800元くらいになったのに、最近は600元くらいしかもらえない・・・)
アベノミクスめ~

謝謝!


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