リニアモーターカー | 上海で暮らしてみた

上海で暮らしてみた

2年目駐在員のささいな日常ブログ

上海には、世界で唯一、高速運転で実用化されているリニアモーターカーがあります。
出張者の方々はおなじみでしょうが、一応紹介させてもらいます。

リニアモーターカーは中国語では「磁浮」列車といいます。わかりやすい。
「浦東空港」と、市内の「龍陽路」という駅を結ぶ約30kmを7分強で走り、最高速度は431kmに達します。
タイミングがあうと、着陸前の飛んでる飛行機を抜きさっていきます!

こちらが外観。


日本が後から実用化したら、中国のパクリとか言われるんだろうか・・・

内装はこんな感じ。いつ乗ってもだいたいガラガラ。


はじめに乗ったときに意外だったのは乗り心地。てっきりフワッとした感じなのかと思ったら、
かなりゴツゴツとレールにぶつかりながら走る印象です。地上で体感する400kmはなかなか迫力ありますよ。


<431km!初めて乗る人はカメラをかまえてこの瞬間を待ちます>

なお、最高速度は時間帯によって300km程度までしかでないことがあります。
騒音対策とか、速いと振動が大きくて橋梁が崩れるから、とか諸説あります。
(どの時間帯が300km制限か、知りたい方はご連絡ください。磁浮のホームページに載っている情報はデタラメです)

終点の「龍陽路」という駅は市内中心部からちょっと離れていて、結局そこから地下鉄やタクシーに乗り継がなくてはいけません。
「龍陽路」駅を降りると、白タクの呼び込みや「お金を盗まれたんで貸してください。私は怪しい者ではありません」
という人たちが寄ってくることがあります。

私にとってリニアに乗っている7分間は、日本での生活が終わって、価値観や仕事のやり方のスイッチを中国式に切り替えるとき。
いろんな思いが頭の中で交錯して、整理できないまま龍陽路駅に到着・・・毎回そんな感じです。


謝謝!