その曲らしさを表現する
“アヴェ・マリア”はイエス・キリストの
聖母マリアを讃えた歌です。
「グノーのアヴェ・マリア」は
ヨハン・セバスティアン・バッハが
作曲したプレリュードがもとで
グノーが自身で考えた
メロディを付け足したものです。
この曲をシニア生徒さんKさんが
発表会に弾くので
懸命に取り組んでいます。
上達してきたので
表現を加えてみようという
ことになりました。
マリア様を讃える
バッハがプレリュードとして
作曲した楽曲は
快活に進んでいく曲です。
しかし、グノーはこの曲の上に
マリア様を讃えるメロディを付け
“アヴェ・マリア”として
世に送り出しました。
聖母マリアを讃えるのですから
メロディをゆったりと
味わって演奏してほしいものです。
元のプレリュードの和音進行ですが
グノーのメロディが付くことで
テンポも変えた方がいい
ということです。
元気なシニアさん(笑)
Kさんはとっても元気なおばあちゃん。
“アヴェ・マリア”が上手になってきて
スタスタと演奏しています。
速いテンポで演奏するので
なんだか雰囲気が出ないんです。
上手になってきたので
今度はゆっくり、ゆったり
マリア様を讃えるように
演奏しましょうとお話ししました。
その曲らしさを表現するのって
一番わかりやすいのが速さですものね。
Kさんの演奏がさらに磨きが
かかっていったらいいなぁと
思います。
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