コザクラ・フルート&ピアノ教室の
我が家の屋根裏収納を捜索したら
私のファーストフルートが出てきました。
小学3年生の時にフルートを吹いてみたいと
思い立ってお小遣いとお年玉を貯め
4年生で購入したフルートです。
Artleyと書いてあり
当時アメリカの楽器だと言われましたが
定かではありません。
詳しくは以前のブログに書きました。
良かったら読んでください。
ふたを開けてみると
やっぱり金属が錆びて
黒くなっていました。
組み立てて吹いてみたら
あちこち塞がらなきゃいけない
キーが塞がらずに
鳴らしにくい音もありました。
2本目のフルートは小6の時
コンクールの地区大会で優勝し
次の大会に出場することになり
あまりにも音が鳴らしにくそうだから
新しい楽器を買いましょうと
両親が買ってくれました。
村松楽器(もちろん国産)の
総銀製ADCCというモデルの楽器を
手にしたのです。
音がスーーーーっと伸びやかに出て
なんて気持ちが良いのだろうと
嬉しかった覚えがあります。
この楽器で大学を受験しました。
大学受験レベルには十分な楽器で
柔らかい音色が特徴です。
大学受験の時に
第一志望の東京芸大(国立ですね)に
合格したら新しいフルートを
買ってあげるよ、と両親に言われ
張り切って受験したにも関わらず
結果は第二志望の武蔵野音大に。
私学の音大は学費が高いので
このままADCCなんだなと思っていたら
時はバブル。
ゴールド買ってもいいよ!
と衝撃の展開に!!
大学1年生の夏にオーダーしましたが
受注生産のため
完成して手元に来たのは
大学2年の夏でした。
途中、村松楽器の所沢の工房へいって
営業担当の方と工場長の前で
20本の頭部管を吹きました。
その中で一番好きなものを選びました。
しかし、その頭部管は
歌口の穴の角度や大きさの
サンプルなのです。
最初に私の手元に届いた
ムラマツ14KRCは華やかで
パワフルでエッジが効いた音色でした。
当時の私には乗りこなすのが大変な
高級車みたいで(笑)
今となっては手足口フルートと
冗談で言うほど体の一部みたいです。

写真のもう一本はピッコロです。
私が購入した時には
ベルリンの壁は崩壊していましたが
よく見るとGDR(東ドイツ)
と彫られています。
ドイツが東西に分断されていた頃
作られた楽器だったのです。
4本のフルートやピッコロには
様々な思い出があって
とても手放せないです。
皆さんにもそんな出会いがあると良いな。
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