遅ればせながら…色笛vol.6は盛況のうちに無事終了しました。
関係者、ご来場の皆さま、本当にありがとうございました。
そして、トリオ。
前半締めくくりはカルテット
さて、後半幕が上がると同時に僅かなどよめき(笑)
オデット姫の侍女役の二羽のかわいい白鳥たち
オデット姫とジークフリート王子の運命の出会い
四羽の白鳥の踊り(三羽+王子)
今年も悪役を買って出ました(笑)
王子様はまんまと悪女に騙される
からの~修羅場(笑)
てな感じで、ストーリー仕立ての白鳥の湖をフルートの演奏と共にお送りしました。
少し時間が経ってしまったけれど、所感を残しておこう。超長文です(笑)
今回、自分のソロ曲はモーツァルト、フルートとハープのための協奏曲。
お初な安生くん、そして再演したかった八巻聖美ちゃんとの共演。
実は私、恥ずかしながら、安生くんが所有するアイリッシュハープと、通常ハーピストの方が使用するグランドハープの違いをきちんと理解しておりませんでした。(音域が違う位と思ってた)
ゆえに、毎回必ずいくつかの無茶振りのあることで有名な色笛史上、最も無茶な無茶振りはこの選曲だったかもしれません。
ですが、流石の安生くん、無茶振りに精一杯応えてくださいました。
聖美ちゃんの軽やかで的を得たピアノも素晴らしかった。二人とも本当にありがとう。
ソロその二、栗田さんにプーランクのソナタを吹いて頂いた。フルートソナタを代表する名曲です。フルート吹きなら一度は吹いてみたい、または吹いた事のある曲。栗田さんの美しい音色と聖美ちゃんの安定したピアノが映えて素敵でした。
今回はそれ以降フルートの数が一本ずつ増えてゆく、という構成。
次はデュオ演奏。
フルート吹きには外せない作曲家、ドップラーの、定番ではあるけれどアンダンテとロンド。
定番だけれど、やっぱり聴き応えのある名曲。
二本のフルートの掛け合いとそれを支えるピアノ、好演でした。
ベルトミュー、四つの細密画
ベルトミューもフルートアンサンブルとしては定番。
やっぱり王道な曲ならではのフルートらしさがあって、素敵な曲。
デ・アンジェリスのランニング
ここは定番ではなく、リズミカルでジャズやラテンの要素が盛り込まれた曲。
スリリングな曲で、リハが一番大変だったけれど、吹いてて一番楽しかったかも。
クラシックのコンサートらしからぬ曲調で、それまで眠っていた方も目を覚まして聴いてくださっている感じがしました(笑)
また何かで吹きたいなー
序曲とともにナレーション
うなだれる中二病のジークフリート王子
ここで、会場の笑い解禁でしたね。
黒鳥オディールの誘惑
結末はいかに?!
やってる側としてもとても楽しかったので、どこかで再演出来たら嬉しいなぁ。なんて密かに思ったりもしてます。
元のストーリーもそこまで崩してないから、音楽とストーリーが同時に分かって面白いと思うんだけどなー。笑
もっと良く出来る余地はたくさんだったけど、コンサートの構成としては随分まとまってきたように思います。
これもひとえに付いてきてくれる共演者とスタッフのおかげ。
白鳥の湖ではフルーティストは演奏プラス演技。短い期間で覚えるの本当に大変だったと思うけれど、アイデアを出しながら一生懸命付き合ってくれて
伴奏に安生くんのハープ(効果音も)と
二人のピアニストの素晴らしい連携プレイ。
特に左和子先生にはピアノ部分のアレンジも含めてやって頂きました。
曲中だけでなく、ナレーション中の音も。わたしは台本を書く為に何度も何度もDVDを数種類観ていたので、演技の後ろで流れていたピアノの選曲がいかにちゃんとストーリーや流れを考えてくれていたのか本当によく分かりました。
ナレーションの二人も素晴らしかった。
鵜飼さんは一人で5役見事に演じてくれたし、二人ともタイミングや、流れの作り方を考えながら真剣に劇に向き合ってくれて、一緒に作りあげてくれました。
そして、スタッフの皆
いつも袖で支えてくれてる親友の二人。この二人が居るから安心して演奏に専念できる。
ヘアメイクの為に駆け付けてくれる美容師の友人Iちゃん
そして、急遽ややこしい照明を担当してくれたり、音楽面でも多大なアドバイスやアイデアをくれて助けてくれた友人T氏
初の試みだった、スクリーン映像を夜なべして作ってくれたI氏
スクリーン流したり、なんかもう色々やってくれたH氏
チラシ、プログラム等を作ってくれた弟
受付その他手伝ってくれた3名のスタッフ
皆さまからの色笛への愛を感じました。
本当に本当にありがとうございました。
初回からずっと毎年3月に開催して来た色笛ですが、実は次回をいつにするのかはまだ決め兼ねております。
vol.3からずっと使っていた会場が工事に入り、しばらく使用不可なこともあるのですが、、、
これまで一回毎にどんなに盛り込んでも次はもっと面白く!の精神で続けて来た中で、自分の中にもっと色んなことをインプットする時間が必要かな、とも感じるのです。
フルートに焦点を当てたコンサートではありますが、近年バレエやオペラや演劇にも手を出して、多方面の芸術を覗き、もっと楽しいことを提供したい気持ちは高まってるけど、中途半端になりたくない。もっと視野を広げながら深く練りたいなと。
こんなん書いたら、余計ハードル上がっちゃうんだけど(笑)
…自分で自分の首を絞めてるな。
真剣に、でも気楽に行こうと思います。
いつでも考えてることは本気だけど、なぜだか楽観的で、最後は全部良い方になんとかなると思える。
それがわたしの生き方なのかもな。
次回は決まってないけど、アイデアを温めて、また最高の仲間たちと、素晴らしいコンサートを作りたいと思います。
頂いたお花たち。
美しいので記念に。
本当に、皆様ありがとうございました。
本当に、皆様ありがとうございました。