わたしには80歳になる祖母が居ます。
祖母は若い頃から苦労が絶えなかったようで色々と手に職を持ってますが、60歳も近い頃、天職だと思える仕事を見つけ、そこから必死に勉強して資格を取って、今でもバリバリ働いているのです。
そんな祖母ですが、母達が幼い頃は貧しくて苦労をかけたからと、わたしを始めとする孫たちにはとても良くしてくれます。
女の子ならお雛様から、七五三の衣装やら・・・まぁどこの家庭も似たり寄ったりかもしれませんが、7人の孫達が成人するまで何かと恥をかかないモノを揃え続けてくれた事には感謝の念が絶えません。
実際ちゃんとそんな風に思えるようになったのは大人になってからですが・・・
さて、そんな訳でここ数年は、お誕生日に花やケーキを贈ったりするものの
孫から何か貰うというコトが好きじゃないようで、いつも
「何もいらない、元気な顔だけ見せてくれてれば良いのだから、余計なものは買ってくるな」的な事を言われます。。。
実際、好きな食べ物は?と聞いても
「うちの畑で採れた野菜。菓子折りとかいらないからね」
身に付けるものは
最高級のものか仕事着かパジャマ・・・なので半端なものは選びにくい・・・
いつも何をあげたらいいのかとても悩みます。
でも毎年「色笛」には必ず来てくれるんです。
VOL1もVOL2も
「チケット代はいらないから来てね」と渡しに行くと
「私はお金なら持ってるんだから払わせろ」と言って聞いてくれなくて
貰ってもらえませんでした。。。
ところが今回・・・
たまたま仕事中に訪ねて「はい、あげる!」と持っていったら
「ああ、ありがとう」と受け取ってくれたんです!
「おお~!!やった!苦節三年(短かっ)ようやく受け取ってもらえた!!」と思っていたら
夕方電話が掛かってきて
「さっきは仕事中でついお金払うの忘れちゃったよ!近いうちに届けるからね!」と
「がびーーーん」もらってくれたのでは無かったのか・・・
電話口でいくら「いらない」と言っても聞いてくれず、とりあえず引き下がりました。
後日また祖母から電話
「あんた、今回は随分立派な会場でやるんだねぇ。今までは花はいらないと言うから贈らなかったけど、今回はそうもいかないよ」
わたし「え?嬉しいけど、いいよ、そういうの高いでしょ」
祖母「何言ってんの、立派なステージなのにみっともないから飾りなよ。どこどこ花店の○○さんにもう頼んどいたから、あとはよろしく」
えええーーー?!
祖母「ああ、それからチケット代ね、忙しくってなかなか届けられなくてさ、今度もって・・・」
わたし「いや、ホントに良いから、頼むからもらってくれ!ばあちゃん!」
祖母「ああ、そうかい?じゃあ分かったよ。ありがとう。」
やっったーーー!(笑)
やっとこさ、もらって貰えました。。。
がしかし、それ以上のモノを貰ってしまう事になりましたけども。。。
いつまでも元気で現役で居てくれる事はホントに嬉しいんですが、、、ちょっとは孝行させてよう~