北欧音楽シーズン♪ | ゆうかりんごの笛吹日和。

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‘ゆうかりんご’こと、りんご大好きなフルーティスト樋口裕香の、気まま〜なブログ。

こんにちは爆笑


もう8月後半になってしまったところで(笑)、

今年前半について振り返りしたいと思います。


前回記事に書きました

3月にみやき町にて演奏させていただいた以外にも色々とありましたが、

個人的には"北欧の音楽"と向き合った上半期でしたルンルン


ここでいう北欧というのは、

スウェーデン🇸🇪、

ノルウェー🇳🇴、

フィンランド🇫🇮、

そしてデンマーク🇩🇰を含めたスカンディナビア諸国のことです。


音楽ではE.グリーグ(ノルウェー)、J.シベリウス(フィンランド)に代表される、独特の仄暗さや響きが美しい作品が印象的です。

フルートにおいては、フランスなどと比べるとオリジナル作品は少ないのですが、

フルートを語るには欠かせない作曲家がいます。


F.クーラウ(ドイツ→デンマーク)

J.アンデルセン(デンマーク)


素晴らしい協奏曲や木管五重奏曲を残してくれたという意味では、ニールセン(デンマーク)もですね。


…あらあら?みんなデンマークニヤニヤ


フリードリッヒ・クーラウはドイツ生まれですがナポレオンの侵攻を避けデンマークへ移住し、現地で活躍しました。

軍楽隊出身でその後音楽教師をしていた父の影響で、子供の頃からピアノ作品やフルート作品を作曲していました。

フルートは、その父から軽い手ほどきを受けた程度で本格的な演奏はしていなかったと言われていますが、フルートと機微を知り尽くしたような素晴らしい楽曲の数々は大ヒット!!ポーン

その後の作曲家にも大きく影響を与えたことでしょう。


時代は下って、後期ロマン派。

ベルリン・フィルでフルート奏者として活躍していたJoachim Andersenがいました。

ヨアヒム(ヨアキム)・アンデルセンと読みますが、普通にインターネット検索すると同名のサッカー選手が出てきますサッカー(笑)

よくいる苗字なのでしょう。

あとはパン屋のANDERSENと、

何より有名な童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンがいます本

(ちなみに童話作家のアンデルセンはクーラウの晩年の時代に生きていた人です。)

 

上記の作曲家の作品を中心に演奏の機会がありました。


●5月末 美濃市文化会館にて



今回も、粥川三恵子先生の発表会にゲストとしてお招きいただきました。

(左から、娘さんで加納高校音楽科の先輩である愛さん、私、同級生のピアニストの亜季ちゃん。)


演奏したのは、

・即興曲op.7/J.アンデルセン

・ソルヴェイグの歌/E.グリーグ

・Let it go(アナと雪の女王)/ロペス夫妻

ロペス夫妻は北欧の人ではありませんが、「アナと雪の女王」の原作童話の作者がハンス・クリスチャン・アンデルセンです。

お子様も沢山いらっしゃるので選曲してみました。喜んでいただけてよかったですピンクハート


素晴らしいピアニストである愛さんとの、ありがたい共演の機会♪

一緒に風景と物語を奏でていただきました。


帰りは長良川鉄道に初めて乗ってみました地下鉄



なかなか観光列車になっていて、イベントを楽しむファミリーが沢山乗り合わせていました。


北欧の森のイメージと、初夏の美濃の山あいがなんとなくリンクして、今回プログラムに選んで良かったです霧



粥川先生はじめ、お世話になった皆様ありがとうございましたにっこり


●中山博之先生とのレクチャー演奏



今期もNHK文化センターの講座にご一緒させていただきました。

こちらではシベリウスも含め、もう少し色々演奏しました音譜

曲の解説、各作曲家にまつわるお話、フルートならではのテクニックについてのお話などを交えて、フルートとピアノによる北欧音楽を皆様にお楽しみいただけたと思いますニコニコ


講座というスタイルのため、聴いてくださっている皆様に間近で生演奏をお楽しみいただけるのが一つの特色です。

ある教室では、初めて受講されたという方が涙を流して感動してくださったのが印象的でした。

日頃から時代様式から情景までしっかり音色に落とし込んで演奏するように心がけていますが、やはり生演奏で伝わるものは良いなぁと、改めて思いました。

皆様ありがとうございました!


10月からの来季以降にも、またおじゃまできればと思います。


NHKカルチャー

検索欄に「室内楽名曲サロン」と入力いただくと、中山博之先生の講座が出てきます。


フルート以外にも交代で様々な楽器が登場します。

ご興味のある方ぜひどうぞ!



●ラーシュ・ヤンソン・トリオ




時期が前後しますが、5月22日にビルボード横浜で行われたラーシュ・ヤンソン・トリオのライブを聴きに行くことができました。

昔ジャズの師匠から教えていただいた、スウェーデン出身のジャズピアニスト、ラーシュ・ヤンソン。

いつか生で聴いてみたいと思っていたのが叶いました!

なんて爽やかなジャズ、、、こういうの好きよ。

美しい音楽に浸る、幸せなひとときとなりました。


といった感じで、北欧音楽に沢山触れた期間でした♪

耳で聴くのはもちろん、去年から国音の図書館の資料や、フルート協会の会報に掲載された論文や記事など、沢山参考にしながらレパートリーを練りました。

これからも色んなところで皆様に聴いていただけたらと思います爆笑


残暑が厳しい日々、いっぽうで台風や雨の被害も心配されます。

皆様どうぞご自愛くださいませキラキラ


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フルート&ピッコロ

樋口 裕香りんごひぐち ゆうか

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