淡路島ホタルカフェ 富士と桜の神頼み?かよ! | こちら淡路島生田村 水車公園前派出所 みたいなHoTaRu Cafe

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『ホタルカフェ』は山の中。

いつも静かなカフェでは、
道を尋ねるみなさんにマスターⒷと看板犬が
ご案内しています。

でも、本業はCafeなんですって!

 

 

秋の空気、秋なりの陽射し。

このゼツミョーな季節が楽しいわけです。


 

 

 

 

そしてまた、秋のソラ独特な青、蒼、碧・・・。

 

Azur ソラのイロ と 

Bleu Majorelle の雲

 

 

 

うーん・・・

日本語では表現が難しいけど、この絶妙な色合いは

まさに秋のブルーではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずいぶんと前の時代、カメラはフィルムを使ってたんです。

知ってますか?若い世代のみなさんは。

 

 

イマドキのカメラならSDカードとか、

表記されてる数字は4GBとか8GBとか・・・。

 

つまり容量を表す数字が表記されてるわけですが、

かつてのフィルムには24とか36とか、撮影可能な枚数が

記されていたワケです。

 

冗談みたいに少ない枚数です。

 

1本のフィルムで36枚、フィルムの入れ方を上手くすれば

1~2枚分の余裕があって、

37~8枚撮れることが腕前のひとつみたいに思ってたんです。

 

それと、感度表示は100とか200、400とか、

明るさに応じる数字で使い分けるのもあったんです。

 

ASA感度とかISO(算術)感度とかいわれ、

時代とともに国際基準でワケのわからない数字が

併記されるようになった。

 

ISO100/21° 

ISO400/27°

 

のように、/記号のあとに対数表記がつくようになったんだけど、

所詮は“アーサーひゃく”でこと足りるんです、ふつう。

 

 

そんなフィルムも、いまや国産の最大手メーカーが消え、

かろうじてその後の最大手が残っている模様。

 

かつての最大手、サクラカラー。

古いアルバムには

おおよそサクラのカラー写真があると思います。

 

その後、台頭してくるのが

美しくない方もそれなりに写ることで有名になった

フジカラーですよね。

 

イマドキ、こんなテレビCMやったら、

某大統領候補並みのバッシングを受けて

なんかの団体にボロカスにとっちめられるよなー。

 

 

わたくしのコドモ時代には親世代がサクラ派が多くって?

なんとなくサクラのフィルムを使ってた、気がする。

正確に言えば、無意識だったかもしれない。

 

一説では、日本人特有の肌の色を美しく表現できるのが

サクラの長所だとか。

 

写真全体に桜色の印象をもつ仕上がりになったのは、

知る人ぞ知る事実。

 

お花見に行くときは、サクラカラー。

みたいに思ってた。

 

 

一方のフジカラーというと、

広告手法の“それなりに・・・”という意味が深いんデス。

 

忘れちゃった人、その時代を知らない世代には、

当時の広告を観てほしい。

 

美しい人は、より美しく・・

そうでない方も、それなりに・・・

 

であります。

樹木希林が演じるウラの綾小路小百合嬢のお見合い写真という、

当時ならではのシュールなコント仕立てになっているが、

フジカラーのフィルム特性は「青」に強みがあるものだった。

 

要は、美しい人がどうなるかは別として、

そうでない方は、それなりに・・・

というギャグが、実はマジだったんだと、

わたくしは勝手に思っているんです。

 

青に特性を発揮するということは、

肌の色には必ずしも優れてないかも知んないよ~!

と、開き直ってる感が漂うのです。

 

こういうところが川崎徹なのかも知れません。

 

 

 

 

まあまあ、そういうわけでして・・・、

美しい青色の表現には富士山のような青を連想させるフジカラー。

 

個人的には、当時は好んで使ったんです、はい。

 

 

って言っても、自分で現像するわけでもなく、

仕上がりの出来栄えを見るまでは、いつもドキドキしてたわけ。

 

 

もう、フィルムを店のオッサンに手渡したあとは、

まさに神頼みの胸中。

どうか・・・イイ色に仕上がりますように。

 

 

 

その点でいえば、今のデジタルな世界は

神頼みではありませんが、

そのぶん、一枚一枚のシャッターを切る瞬間の

キンチョー感もありませんな・・・。

 

 

昨今のフィルムカメラの復活とか・・、

わかる気もしますよ。

 

 

 

 

 

 

 

ベンジー。

 

 

 

 

※偶然、川崎徹氏の話題に触れましたが、

本タイトルがとくに某アニメ作品を意識しているわけではありません。

ゴロ合わせも偶然です^^