2025年の年末。南カリフォルニアの砂漠地帯にある瞑想センター「ダンマ・ヴァッダナ(Dhamma Vaddhana)」の体験記。

 

以前書いたこととダブってしまうが、合宿に行く前の事をまとめて書いてみた。

 

この合宿に参加したいと思ったのは、ずいぶん前のことだ。しかし、当時は母が入退院を繰り返しており、10日間も外部と連絡が取れないことは、現実的に不可能だった。母のことが落ち着いた時、今なら行けるというタイミングが来た。

 

参加を決めて友人に話すと、返ってくるのはネガティブな反応ばかり。
「大丈夫?洗脳されるんじゃない?」「それってカルト?」「まるで刑務所」

場所は遠い砂漠だし、しかも、英語の講話が理解できるのか?という言葉の壁。

 

まず移動については、センターが、相乗り(ライドシェア)のシステムを提供しているので、自分で運転できなくても行ける。そして講話については、英語が苦手でも大丈夫。日本語の音声ファイルをヘッドフォンで聴ける端末を貸してもらえる。

ゴエンカ氏の講話はジョークが交えられていて、英語で聞いている周囲からは笑い声がしている。日本語訳だとそこまでの面白さはないが、内容をしっかり理解できる。

 

「毎日10時間、座りっぱなしで修行」というストイックなイメージだったが、実際はもう少し柔軟だ。

必ず参加すべきグループ瞑想は、午前・午後・夜の計3時間。1時間座った後には必ず15分ほどの休憩がある。その他の時間は自主瞑想となり、自分のペースで進めることになる。

時々、自室瞑想の時に、「古い生徒はホールでそのまま瞑想してください」「新しい生徒はホールでそのまま瞑想してください」という指示があるが、これも30分ぐらいで、その後はそのまま瞑想していてもいいし、自室に帰ってもいい。

各部屋には椅子がなく、ベッドに腰掛けて瞑想できるので、必ずしもあぐらや正座でなくてもいい。

正直に言うと、私は朝4時半からの瞑想のうち、1時間はホールで頑張り、残りの1時間は部屋で寝ていた(汗)。私が言いたいのは、強制10時間瞑想ではないので、怖がらなくていい。そして自主瞑想の時間は、己との戦いとなる。

 

座るのが拷問と感じる人もいるだろう。でもセンターにはクッション、枕、正座の時に足が痺れないようにする補助の板やアグラ座布団、快適でいられるためのあらゆる物があるので、心配はいらない。私は参加が決まってから、なるべく床に座って作業するようにしていたのも、長時間座るのに非常に役立ったと思う。

 

参加を決めたのはいいが、申請しても、行けるとは限らない事を知る。かなり人気がある。何度かトライするが、すでに申し込みが終わってしまっている。一度はキャンセル待ちになり、かなり喜んだが願いが叶わなかった。だからこそ、今回「許可」の通知が届いた時は、まるで宝くじに当たったかのような喜びだった。