「自分が、自分が」と思わずに、いつも相手の人が幸せになるには、どうしたらいいか考えるのが、この世を天国にする道です。
自分だけが競争に勝つと言う事は考えない。自分にとっても、相手にとっても、幸せになるには、どうしたらいいか、みんながそうした選択ができるようになれば、地球も天国の様な所になるのでは?
<中略>
菜食や小食にすることによって、人間の心も変わっていきます。不殺生が常となれば、静寂のうちにも心を豊かに過ごす事ができるようになります。皆が穏やかで、寛容な気持ちになれるのです。
仲良く分け合い、許し合い、譲り合う世の中になり、誰もが小欲、小怒となって煩悩の因も少なくなり、清貧に美しく生きられる。慈愛の心、安らぎと平和な心を持って、武器と兵器を持たない戦争のない世界を目指すことができるのです。
それに現実問題としても、小食にすれば医療費も食費も軽減されて、家庭経済も安定、食品公害から身を守ることができるし、食料危機に備えることもできるでしょう。その分を、気がと貧困に苦しむ人たちへの援助に回すことができるようになります。
★★★
森美智代先生の「食べない生き方」より。
「小食になることは、健康になる」がこの本のベースとなっている。
現代人は健康を害する程、好きなものを食べ続けている。
その反面、食べ物が十分でない人達もいる。
動物も植物も命のある物。その命を頂く事を真剣に考える。
この本で、いろいろと考えさせられる。