
その魅力が本当の意味で現れたのが、「REBIRTH」アルバム以降だと思っている。
そういうこともあって、それ以前のANGRAはそんなに熱心に聴いてはいない。
相当クセのあるアンドレ・マトスのvoがどうのとかというのはあんまりない。
曲調かなぁ。
でもデビュー作であること、このアルバムの完成度などを考えても、このアルバムを無視するわけにはいかないだろう。
1. Unfinished Allegro
2. Carry On
3. Time
4. Angels Cry
5. Stand Away
6. Never Understand
7. Wuthering Heights
8. Streets of Tomorrow
9. Evil Warning
10. Last Child: [I] the Parting Words [II] Renaissance
イントロ的な①に続いてメロディアス・スピードメタルな②へ続く流れは、その手の音楽が好きな人にはたまらないだろう。
アルペジオが美しいイントロからノリのいい部分へ移る③、クラシカルな間奏部をはさむ、サビメロがやさしい④、バラード部分から壮大なパートへ移る⑤、リフが印象的でやさしいメロディから疾走部へ移る曲の基本展開と、後半サシャ・ピート、カイ・ハンセン、ダーク・シュレヒターがギターソロで参加してる大作⑥、ケイト・ブッシュの(というか「恋のから騒ぎ」の?)「嵐が丘」⑦。もちろん原曲よりキーは落としてあるものの、やさしい声とハイトーン、シャウトなど器用に歌い方を変え、果敢にチャレンジしてる。
ザクザクっと刻むリフから始まり、リズムとコードが変わってるAメロが印象に残る⑧、壮大なメロディから始まり疾走する基本部分と間奏がすてきな⑨、そして最後はピアノの調べから始まる大作⑩。
サビメロがあたしには合わない曲も多く、やはり何度も聴き返そうとは思わないんですが、でもデビュー作にしてこの完成度。認めざるを得ないでしょう!