恩返しよりも
恩送りかな?
の続き…
さて、記事の更新の頻度少なっ!
少なすぎて、書くのに緊張すら覚えるわ
前回、取引先の新入社員さんに対して、どんなことができるだろうか?
そんなことを書きました。
本当に、人に伝えるってことがこれ程難しいことだったとは…
と、毎日が気付きと反省と意欲と…
脳内カオス状態ではあります。
自分の仕事をやりながら、用事があって事務所に行けば、必ずと言って良いほど質問を受ける。
言葉の端々というか、文章でいうなら行間か?
質問の本題の中にあるちっちゃな不明瞭な箇所。
そこまで気にして彼女達の言葉を聞いてると、問題の根本みたいなものも見えてきたりします。
『百聞は一見に如かず』
誰が最初に言ったんでしょうね?
まさにその通りでして…
目で見たら一発で理解できることの多いこと。
ただ、その度に部外者(出入り業者)の私が現場まで連れていって説明するわけにもいかず。
かといって、立体的な構造を口や図面で説明することも難しい。
なので、私も作業をしながら…
「あっ、ココ。解んないって言ってた箇所だな…」
というタイミングがあれば、
「現物を作ってるから、時間が取れるなら見においで」
って言うようにしてます。
メモを片手に真剣に聞いてくれてます。
カメラに納めて事務所に戻っていきます。
そんな、いつくかのリアルな実物。
時には型紙で模型を作ったり(自宅で深夜に作ってました)、材料の切れ端で難解な箇所を作ってみたりしてました。
言葉で伝えられないんですよ、私には
後日ですが、
「この前教えて(見せて)もらったのって、これで合ってますか?」
って、PCに図面として真上から見たところ、横から見たところ、って自分で考えて書いていたんです。
その他にも、簡単なメモで説明したところも全部ファイルに自分で図面を清書してファイルしてたんです。
もうビックリです!
それくらい当たり前でしょうに…
とは思わなかった。
そんな人、あまりいなかったからかな?
もうね、嬉しくて何度も何度もお礼を言いました。
私は図面という二次元から現物の立体という三次元のものを作るのが仕事です。
それが反対に、現物から二次元の図面に残してくれた。
〇〇冥利に尽きる
ってやつですか?
努力している人をスルーして放置しておくことなんて皆さんもできませんよね。
年配の方とか口下手な職人さんとかの、『あるある』だと思いますが…
(経験からですが…)
質問に対して、
「そんなことはどうだっていいんだ!」
「言われたことだけやってろ!」
「そういうものだから…」
って感じの受け答え。
これは何も仕事だけではないですよね。
親子でもあると思います。
勿論、業務の優先順位もありますし、みんな暇じゃないのですから、つい言ってしまう台詞なのかも知れませんね。
でもねぇ…
教える立場の人がそんなに余裕のない仕事のスタイルで良いのかな?
って思います。
私が思う、一番嫌な答え方。
「そういうものだから…」
これが法律だとかのルールならまあ許せます。
ただし、ルールを決める際の理由とか基準もあるわけでして。
深く掘り下げないまでも、そこを説明できるくらいのスキルと知識は持っていたいものです。
だから、私の拘り。
「そういうものだ」
と、絶対言わない!
私はこう思ってます。
『説明できない人は本人が理解していないから』
別の言い方もありますよね。
「人に説明できて、はじめて解ったと言える」(よく聞く言葉です)
だから最近では頭を使うことが多くなりました。
・落ち着いて話を最後まで聞くこと。
(意外と、していなかったりします)
・どこが疑問なのか正確に聞き取る。
・言葉の選び方、使い方。
・威圧的だったり上から目線で発言してないか。
・例え話とか、いろんな表現で伝える。
他にも沢山ありますし、数えればきりがないです。
皆さんが普段されていることばかりですから敢えて書くことでもないのでしょうが。
こんな作業を自分の時間を割いてやっています。
でも、
楽しくて仕方ない🎵
キチンと伝わったときの感動、安堵感。
自分の可愛い娘のような存在の彼女達。
謎が解けたときの笑顔
それが見たくてやってるのかも…
って思ったりもします。
とてもお世話になっている取引先です。
親方の元を離れ、フリーで仕事をするようになってからずっとお世話になりっぱなしです。
今でも仕事が途切れないようにと気を遣っていただいています。
そんな取引先の皆さんに恩返しがしたいんです。
でもね、恩返しをすれば、
貰って返してプラスマイナスゼロ。
って感じがします。
だから、次の世代とか別の形で、
『ご恩を送る』
ことの方が良いって思ったんですね。
私の数少ない知識。
墓場まで持っていっても荷物になるだけです。
還暦も過ぎました。
自分のために行動することも大切だけれど、これからは沢山の人たちにお返しをしたり、手本になるような生き方を見せられるような人になっていくこと。
それが使命だなって、そう考えています。
大きなことはできないかもしれません。
超お節介な話でしたね。
でも、この先があるんです。
また、忘れた頃にアップしますね!
それじゃまた。