人生においては、運命の出会いを経験することが何度かあると思います。
私の今までの人生においても、その後の人生を、進む道を変えるような、キーパーソンとも言えるべき方々との出会いが確かにありました。
もしその出会いが無ければ今の私は無かったと断言出来ます。
そしてこの度、何度目かの運命の出会いを私は確実に感じました。
四半世紀に及ぶ間、ずっとずっと密かに恋焦がれて来た幻の恋人とでも申しましょうか。
ほぼ、現実で会うことは無理と諦めて来ました。
フルートの演奏活動から実質離れて随分長い時間が経過しました。
自分の中ではその思いを封印してきたつもりでした。
でも、封印したつもりでも、かすかな未練が心のどこかにありました。
いつか出会えたらいいな、そんな思いがありました。
そして、先日、長い時を経て出会うことが出来たのです。
ほんの少しの時間の差違があったとしても、多分出会うことは出来なかったでしょう。
そして、今のこのタイミングで無ければ、出会ったとしても決断は出来なかったでしょう。
ためらいが無かった訳ではありません。
でも、多分、これが、最初で最後・・・になるかな。
もし次があるとすれば、オプションを付ける・・・もし絶妙のタイミングで見つかるなら、という感じです。
一番望んでいた形のものは、ほぼ手に入らないと言っても過言ではありません。
手に入ればすごくラッキー。
でも、それは本当に万分の1くらいの確率だと思います。
どこに行っても手に入るものではなく、注文生産、しかも新品を手に入れるには長い年月を待たなくてはならないのです。
四半世紀前は3年待ちと言われました。
今は1年待ちだそうです。
若い頃の3年は待てませんでした。
望んでいた形とは少し違うけれど、9割以上の私の望みは叶いました。
その部分を妥協したとしても、余りあるものを私に与えてくれそうな気がします。
この度、縁あって、この1本を私の手元にお迎えしてしまいました。
「清水の舞台から飛び降りる」
という言葉がまさにぴったりの、大きな決断でした。
でも、私にとってはきっとこれから、無くてはならない大事な相棒になりそうです。
だから、後悔はしていません。
中古品は出ないと言われている機種です。
この度、中古ではなく、メーカーが試奏用に使っていたものを調整したものを手に入れることが出来ました。
