邦題:ジョン・ウィック

56点。

 

もしかしたらもう、私の気持ち、気付いてたりするかも知れないけど…。私ももう、自分に嘘をつきたくないとか思って…。だって、それが私らしさ、恥ずかしいとか、そういうことでフタするものじゃないって考えたの。…だから、勇気を出して、告白したいんだ。あのね…私…わたし…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「犬と車をこよなく

愛してるのぉ♡ (*ノωノ)」

 

 

…はい、当映画は単なるアクション映画ではなく、犬への深い愛と、それを奪われた悲しみが根底にある物語なのですよ。だけどね…。

 

 

~あらすじ~

裏社会に語り継がれる一騎当千伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震え、心の奥底に封じ込めた“殺し屋の魂”を解き放ち、復讐のために独り立ち上がる。

(※Filmarks映画より抜粋)

 

 

以下、ネタバレ?って言うか、感想。

 

 

当然に私が触れないわけが…ジョン・ウィックの愛車の拘り。

〝ストリートマッスルカー〟二代目マスタング。「ブリット」の68年型GTが世界的に人気なのに、私が記事で全く触れなかったのは偏に、スタイリング、パフォーマンスの両面で最強の69~70年型の存在があったからなのですー!解るー?

 

 

・1969年型フォード、マスタング ボス429。

 

 

大型で機能的なボンネットスクープが象徴する、黄金比から外したスタイル。

仕様は、7ℓV8エンジン、Holleyキャブレター付き、4バレル。

定格は、375馬力(最適条件なら500馬力近くとか)/5200rpm です。

 

実際に撮影で使用されたのは、マッハ1ですけど。でも、これは仕方が無くて。

69年型で生産台数が859台、70年型と合算しても1400台に満たってない。エンスーな車なので、オーナーにはもれなく、背景の物語があるんだよ。要は、現地に行って日本円で億を積んでも手に入らないと思う。倍プッシュなら、行ける!

 

これが、ジョン・ウィックというキャラクターの肉付けに生きて、単なる性能や豪華さよりも、時代を超越したものや個人的なものを高く評価している人だということを印象付けているの。解ってくれるー?

(車に興味が無ければ、当然に解らない要素ですから、私は苦渋の決断で、敢えて、ご説明させていただいたんだよ!決して、語りたかったワケじゃないんだからっ!)

 

だけどね…。言っても、車って所詮は〝物〟だから〝値が付く〟んですよねえ。

 

 

□もし、自分の愛する犬が、殺されてしまったら?

私んちはトイプードルなの。彼ってば、私の顔をしつこいくらいに嘗め回すくせに、私が顔を近付けたならば、腕を伸ばしてけん制するの。天邪鬼なやつ。だが、それが良い!可愛い!独特の獣臭も、もうご褒美でしかない!そんな、愛する犬が殺されるなんてさ…。感情移入するには充分過ぎる理由だと思うけど、復讐するような元気が出るワケがないと私は思うの。

 

 

 

↑助手席に犬とか、これ、何て私?w

 

これって、デイジーが来て、そんなに日が経ってないので、怒りの感情の方が勝ったってことかな。加えて、亡き妻の忘れ形見であり、デイジーがジョンにどれだけ希望を与えたかを丁寧に描いていて、説得力はあるんだけど、暴力を正当化するのは何か違うと思わない?重ねて、視聴者が犬に対する深い愛情を持っていることを前提に、その感情を利用して物語を進める方法って安直じゃないかしら?これ、天邪鬼かな。

 

飼い主がこれだから、犬もこうなるのね… (´;ω;`)

 

と言うことで、私はジョン・ウィックに完全には感情移入が出来なかったのだった。

 

 

6/20 11:00 追記!

 

 

↑私にしてみたら、こっちの方が萌えるー♡犬種が違うけどぉw

 

 

□ペットと法律。

日本は、民放85条において、犬を含むペットは「物」として扱われ、ペットが傷つけられたり殺された場合は財産権の侵害を訴えることが可能で、器物損壊罪が適用されます​。これは同時に、ペットが人や物を傷付けてしまった場合には飼い主(所有者)が責任を問われるということです。一方で、動物の愛護及び管理に関する法律などで保護については強化されており、動物をみだりに殺傷することは禁止されています。この法律に基づいて、動物の命や身体を直接保護する規定も存在します。

 

 

 

一方、ドイツは動物を「物」として扱わず、特別な保護対象としています。日本でもこのような法改正が進めば、人間の身勝手からの飼育放棄などの問題が解消出来ると思って、可哀想な犬や猫を根絶したく、政治家の皆様に法改正をお願いしたいです。

 
 
~総評~
当映画は車と犬への深い愛情をテーマに、その要素は主人公のキャラクターの形成に大きな影響を与えていますが、暴力を正当化する展開には疑問が残ります。視聴者の犬や車への思いを利用するストーリー展開はやや、安直です。総じて、全体としての完成度には改善の余地があったのではと思いました。
 
 

え?内容が薄い?犬と車があれば、映画は作れるってことですよ!

 
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